一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

紛争、抑圧、環境破壊を招く日本人の生活


現代社会で豊かな生活を送ることは、種々の犠牲の上に成り立っている。ある意味ではとても罪深いことだ。何故ならそのような生活に必要な資源が、様々な不正によって供給されているためだ。特に宝石やレアメタル、エネルギー資源を購入する費用は、武装勢力権威主義体制の懐に入り、内戦や抑圧の資金源となる。

筆者が詳しいエネルギー資源だけでも、3つの事例がある。順番に見ていこう。

「日本との契約がある」と土地収用を迫ったオーストラリア政府高官

原子力の安全性を取り扱った「イエローケーキ」というドキュメンタリィにおいて、オーストラリアの先住民であるアボリジニの居住区でのウラン採掘の話が持ち上がる。土地の収用を拒否するアポリジニに対し、オーストラリア政府高官は「既に日本側と契約がある」と迫った。日本の電力利用者が全く知らないところで、私たちは間接的に人権侵害に加担していたのである。

石油を買ったお金がめぐりめぐって……

日本の最大の石油輸入先は、サウディ・アラビアである。女性の人権の問題がよく言われる国だが、現在隣国の内戦に恣意的に介入している。

日本ではほとんど報道されていないが、現在サウディ・アラビアの隣国のイェメンでは、内戦と人道危機が起きている。そしてその原因がサウディ・アラビアに求められると言われている。

ハディ大統領率いる政府と、北部を拠点とするフーシ派の対立に、サウディはハディ側に立って介入し油を注いだ。これには宗教が絡んでいる。サウディ・アラビアの王朝はスンニ派で、同じスンニ派のハディ大統領の政権に倒れられては困ると思ったのだろう。一方でシーア派のスーシ派は、シーア派の盟主国であるイランの支援を受けていると言われており、イェメンはサウディ・アラビアとイランの代理戦争の舞台と化してしまっている。

このように私たちが支払った原油の代金は、めぐりめぐって恣意的な軍事行動にも使われてしまっているのである。

「日本のエネルギー安定供給」のために破壊されるオーストラリアの自然環境

オーストラリアでは、伝統的に石炭を日本に向けて輸出してきた。しかし近年は天然ガスの開発プロジェクトが増えている。

その中でも「国際石油開発帝石」がオペレーターを務め、みずほ銀行などが協調融資を行った「イクシス」は、プロジェクト開始に2兆円もの費用がかかっている巨大プロジェクトである。

https://www.marketforces.org.au/research/japanese-banks-lending-to-fossil-fuels-in-australia/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%A9%9F%E9%96%A2/

石炭より燃焼時の汚染物質排出が少ないこともあって、環境に優しいかのように喧伝されることの多い天然ガスだが、気候変動を悪化させるだけでなく、採掘によって現地の森林も破壊している。

このようなプロジェクトを、日本の銀行は「日本のエネルギー安定供給」に貢献する意義のあるプロジェクトとして喧伝している。このような「プロジェクト・ファイナンス」は、扱う金額も大きく銀行員にとって花型の仕事だと聞いている。

https://www.jbic.go.jp/ja/efforts/support/support-2012/0831-4278

大資本のプロパガンダに騙されてはいけない。

このように日本人の生活に欠かせない海外からのエネルギーの購入は、間接的に人権侵害や紛争、環境破壊を助長している。このような理由からも、早急に日本がエネルギー自立を達成する必要がある。


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