一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

エネルギー供給の将来シナリオ比較


今日はエネルギー供給の将来シナリオを紹介していきたい。複数の機関が、将来シナリオを発表しており、その内容には大きな乖離がある。知って頂くと面白いだろう。

最初に紹介する文書は、「日本エネルギー経済研究所」の「アジア/世界エネルギーアウトルック 2016」だ。この文書では、2040年においても、世界の発電の60%以上を火力発電が占めると予想している。2050年の温室効果ガス排出量半減の目標も、達成出来ないと予想している。「日本エネルギー経済研究所」が元々は資源エネルギー庁所管で、政府のシナリオから大きく外れることは言えないとはいえ、保守的に過ぎる。

二つ目はIEEFAというオーストラリアのシンクタンクの「再生可能エネルギーで強化されるエネルギー安全保障」という文書だ。2030年の日本の電力供給構造を予測しており、太陽光発電の導入が進み、原子力の再稼働と風力の普及は進まないと予想し、それでも電力供給の35%以上を、再生可能エネルギーが賄うと予想している。

三つ目は、環境NPOWWFジャパンが発表している「脱炭素社会に向けた長期シナリオ」である。二つのシナリオを想定し、再生可能エネルギー100%シナリオでは、2050年に再生可能エネルギーでの100%供給を想定。もう一つのシナリオでも、2050年に80%弱を再生可能エネルギーで賄うと想定している。

最後に紹介するのが、ブルームバーグのニュー・エナジー・ファイナンスという部門が発表している:”New Energy Outlook”である。
この文書は、世界で2040年に風力と太陽光で34%、火力発電で40%を賄うと予想している。特に留意しなければならないのは、補助金無しの場合の普及度合いを予測していることである。つまり補助金を適切に導入すれば、風力と太陽光はもっと伸びると予測しているのである。


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