一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

「搾取工場」のディレンマ


途上国に立地しているファスト・ファッションの工場では、労働者が劣悪な環境を強いられているという。消費者、生産企業、先進国政府、途上国政府などの各アクターは、それぞれ役割を果たしているだけで、単独にその責任を追及することは出来ない。しかし結果として構造的に人権の蹂躙が生まれている。

このような状況を改善することは簡単ではない。問題意識を持った先進国の消費者が不買運動を行うことが出来るかも知れない。
しかし不買運動が成功しても、また別の途上国に生産拠点が移転すれば、元の国では雇用が失われ、労働者は貧困に逆戻りだ。途上国政府が労働環境を良くするよう規制しても、同じことが起こる。生産拠点が別の国に移れば雇用が失われるし、労働環境を改善した企業は、価格競争で不利になり、利益を出すことが出来ないかもしれない。

国際正義の論理 (講談社現代新書)

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貧困の放置は罪なのか――グローバルな正義とコスモポリタニズム

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