一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

日本の運命を決めた「逆コース」


「逆コース(Reverse Course)」とは、対日占領政策における、アメリカ政府およびGHQの重要な方向転換を指す。

日本との戦争で多くの犠牲を払ったアメリカ政府は、当初日本を経済的にも軍事的にも弱い農業国にしようとしていた。そして共産主義の台頭に対しては、中華民国をアジアでのパートナーとして、選ぶ予定だった。

しかしこの構想は、朝鮮戦争国共内戦によって崩れ去る。中華民国を率いる国民党は、亡命政権となって大陸の支配を失った。中国大陸を支配することになったのは 、中国共産党率いる中華人民共和国である。そしてアメリカを中心とする国連軍は、この中華人民共和国と戦火を交え、敵対国なった。アメリカはアジアでのパートナーを失ったのである。

ここで浮上してきたのが日本である。このため、日本の共産化を防ぎ、経済強国に育てることが、アメリカの至上命題になった。貧困が蔓延している地域に、共産化の芽が生まれると考えたアメリカは、日本に市場を開放し、日本の経済発展を許容する方策に切り替えた。

この政策転換が、「逆コース」と呼ばれる由縁である。

「逆コース」は、冷戦の激化の中で生まれたアメリカの苦肉の策であり、日本の戦後の歩みを決定づけた重要な方向転換である。


にほんブログ村 環境ブログ エネルギー・資源へ
にほんブログ村 ↑ブログ・ランキング参加中です。 クリックしていただけると嬉しいです。
社会・政治問題 ブログランキングへ サンプル・モニターの口コミ広告ならブロカン