読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

「カーボン・プライシング」から逃げ回る経団連


経済団体連合会は、日本で最も影響力のある企業が加盟する団体である。

彼らが2月に出したプレスリリースで、相変わらずカーボン・プライシングから逃げ回る姿勢を一貫して続けていることが確認出来た。

http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/016.html?v=s

カーボン・プライシングとは、二酸化炭素に値段をつけ、排出を法的に規制する制度であり、代表的なものには排出権取引と炭素税がある。国内では、前者は既に東京都と埼玉県で実施されている。後者は「地球温暖化対策税」という名前で既に導入されている。「炭素税」については以下の記事が詳しい。

flatenergy.hatenablog.com

彼らは「日本が世界一の省エネ大国である(これは無論嘘である)」という認識の下、国内での対策には一貫して反対し、「自主的」取り組みを進めてきた。

日本ではいまだに、国レベルでの排出権取引は行われていない。また炭素税(地球温暖化対策税)も、税額が低く、45基もの石炭火力発電所建設計画を止められていない。

経団連は、

「すでに高いエネルギー価格に直面するわが国において、社会・経済活動に一層の負担を強いることにつながり、わが国企業の国際競争力に悪影響を及ぼす」「(再生可能エネルギーは)現状、高コストで不安定といった大きな課題が残るエネルギー技術」「 生産が海外に移転し、輸入品への代替が進むことで、海外での排出量は増える一方、国内では産業基盤と雇用が失われる事態を招きかねない」などと理由を挙げて、カーボン・プライシングに反対している。

このような消極的な姿勢が、国内での排出削減対策を妨げてきたことになぜ気付かないのだろうか。彼らには、気候正義の問題に対する意識が欠片もないことは明らかだ。


にほんブログ村 環境ブログ エネルギー・資源へ
にほんブログ村 ↑ブログ・ランキング参加中です。 クリックしていただけると嬉しいです。
社会・政治問題 ブログランキングへ サンプル・モニターの口コミ広告ならブロカン