一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

経営学からみた環境・エネルギー問題


今日は知り合いに誘われて講演会に行ってきたので、その内容について書きたい。
テーマはエネルギーとイノベーションだった。

これまで日本政府によって行われたきた環境政策について、経営学者の視点からみた批判を聴くことが出来た。

例えばエコポイント政策が挙げられる。
この政策の予算の80%は、テレビに投入され、環境保護を名目にテレビ産業にお金が流れていたと言えるだろう。講演者の試算によれば、省エネ効果はほとんどなかったという。
政策によって一時的に需要が高まったことにより、輸入も増えたという。そして政策が終われば、設備過剰になり、メーカーは減損処理に追われるという流れだ。

これと同じことがFIT(再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)でも起こっていたという。ご存知の方も多いだろうが、FITにおける太陽光発電の初年度の買い取り価格は、kwh当たり40円という、予想をはるかに上回る高額だった。市場への参入者を増やし、量産効果を狙ったものだろう。しかしである。
太陽光発電の技術は世界的に汎用化していて、中国や台湾のメーカーに、日本メーカーはコスト競争力で全く敵わない。そんな中で日本で需要が増えても、儲かるのは施工が増える施工業者くらいで、モジュールの輸入が増えるだけの結果に終わる。

教訓として引き出されるのはこういうことだろう。
市場参入者が増えることが直接イノベーションにつながるわけではない。イノベーションは、ボトルネックになっているところで起こすことに意味があるのであり、エネルギーの分野で言えば、蓄電池にイノベーションが求められているとのことだった。


にほんブログ村 環境ブログ エネルギー・資源へ
にほんブログ村 ↑ブログ・ランキング参加中です。 クリックしていただけると嬉しいです。
社会・政治問題 ブログランキングへ サンプル・モニターの口コミ広告ならブロカン