一身独立

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【書評】『ネクスト・マーケット』――BOP層とはどのような人々か。


最近「BOPビジネス」について調べたり、自分で事業が出来ないか模索している。
この記事ではBOPビジネスの基本的なところに触れたい。

BOPとは?

BOPとは"Base of Pyramid"(ピラミッドの土台)の略で、収入が一定水準以下の人々を指す。その水準は機関によって様々で「世帯年収3000ドル以下」という指標や、「一日一人当たりの支出が1.25ドル以下」というような指標が用いられる。その数はおよそ40億人から50億人と言われている。

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出展:BOPビジネス支援センター(https://www.bop.go.jp/bop


彼らについて、まず指摘しなければならないのは、かわいそうな人ではなく、好奇心旺盛な消費者であることだ。

BOPビジネスを提唱したプラハラードは、彼らの特徴をいくつか挙げている。その一部を紹介したい。

BOP層はお金がある。

これまで「貧困層には購買力がない。だから市場は成長しない」という考えは当然の常識だった。
これは誤りで、正確に言えば僻地に住む貧困層は、同じ製品を都市に住む富裕層よりも高い価格で購入しているのである。その要因には、非効率な物流構造や整備されていないインフラなどが影響している。こうした「貧しいがゆえの不利益」は、「BOPペナルティ」と呼ばれている。
適切な価格で良い製品を届けることが出来れば、彼らも良い製品を選ぶのである。彼らに選択肢を提示することが、サーヴィス・プロヴァイダーの使命ではないだろうか。

BOP層はブランド志向である。

貧困層はブランド志向ではない」というのも根強く残っている常識だ。その日暮らしで、家電のようなぜいたく品には興味がないと想定されている。
しかし実際には全くの逆で、サーヴィス・プロヴァイダー の課題はいかに「手の届く憧れ」を感じさせる製品を生み出すか、である。
インドの都市郊外のスラム街では、75%の家庭が圧力鍋を持っているという(日本の中間層である我が家ですらないのに)。価値を感じる製品・サーヴィスには、お金を出すのだ。


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