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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

悪い冗談? 汚染を福島に押し付ける石炭火力発電所計画が着々と進行中

原子力発電 石炭


福島で原発事故を起こした東京電力が、再び環境汚染を福島に押し付ける。
そんなプロジェクトが現在進行中なのをご存じだろうか。

東京電力が4月に発表した以下の文書「福島復興に向けた取り組みについて」の4項目目には、「福島復興電源プロジェクト」を行っていく計画であることが明らかにされている。

http://www.tepco.co.jp/press/release/2016/pdf/160415j0102.pdf

しかもその実態はなんと、温室効果ガスの排出や、大気汚染物質の排出が懸念される石炭火力発電所の建設である。
54万kwの発電所を合計2基建設し、1600億円の経済効果を見込んでいるという。

原子力発電所の倫理的問題として、以下の二点が挙げられる。

1)便益を受ける電力利用者と、リスクを引き受ける立地住民が一致しない場合がほとんど。
2)一人が受ける便益はわずかなのに、一人が受けるコストを甚大

石炭火力発電所の建設は、上記の問題をそのまま繰り返し引き起こすことになる。

石炭火力発電所による大気汚染の被害については、こちらのNPOの調査が参考になる。
http://www.kikonet.org/info/press-release/2016-5-17/air-quality-and-health-impacts-of-new-powerplants

現状、この石炭火力発電所計画に全く反対運動は起きていない。
原発と異なり、石炭火力発電所による大気汚染は認知度が低く、問題を知らない人が多いためだろう。
福島復興を謳いながら、福島に汚染を押し付ける東京電力のやり方は、欺瞞に満ちているとしか言いようがない。原発事故から全く学んでおらず、全く反省していないのだ。


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