一身独立

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【書評】「ぼくは愛を証明しようと思う」


この本はある意味で一番紹介したい本であり、ある意味で一番紹介したくない本でもある。

恋愛小説の一種ではあるものの、他のそれとは一線を画した恋愛の手法である「恋愛工学」を詳細に紹介した本である。
「恋愛工学」とは、各種の学問の知見を踏まえ、恋愛を科学の域にまで高めた手法だという。
この「恋愛工学」が、「すばらしい、モテない男のバイブルだ」「宗教的、気持ち悪い」などとインターネット上では様々な評価を得ている。

最初に読んだ時の衝撃は大きく、私の恋愛に関する価値観を根本から揺るがしかねなかった。一時は「恋愛工学」の全てを信じてしまいそうになった。一方で時間が経つにつれ、「恋愛工学」の欠点も見えてくるようになった。

「恋愛工学」はつきつめて言えば「数打てば当たる」の論理だ。複数の女性を同時に口説くことによって、ターゲットの女性全員をセフレにすることを理想とするものである。そこではより多くのセックスをすることが目標であり成果となる。しかしその過程で、多くの女性と縁を切らざるを得ないと言うのも事実である。実際「恋愛工学」をマスターした主人公も、主人公自身に結婚願望がないことがバレた女性には去られている。

一人の女性を一途に愛することは、「恋愛工学」では「非モテコミット」と呼ばれ、否定されている。しかし著者は最後に主人公に「非モテコミットします」と言わせることによって、「恋愛工学」が正しいかどうかの判断を読者に委ねている。

このあたりも心憎い演出だ。これによって、読者間での議論が生まれ話題になるためだ。
結局「恋愛工学」が有用なのかどうかは、私にもよく解らない。ぜひ読者のみなさんの目で確かめてみてほしい。

ぼくは愛を証明しようと思う。

ぼくは愛を証明しようと思う。


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