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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

気候変動が日本に及ぼす影響


気候変動というと、シロクマの住処がなくなることや、島国の人々が生活できなくなるといった悪影響を思い浮かべる人が多いだろう。どこか遠くの関係ない出来事のような気がしてしまうのではないだろうか。しかし気候変動は今の日本にも深刻な悪影響を及ぼしている。

政府の「適応計画」では、日本への影響を 「農業・林業水産業」「水環境・水資源」「自然生態系」「自然災害」「健康」「産業・経済活動」「国民生活・都市生活」の7つに分類している。

まずは気温の上昇と海面の上昇が気候変動の影響として挙げられる。環境省の資料によれば、世界の平均気温が過去100年で0.74℃上がる一方で、日本の1898年から2008年の間に、100年あたりで1.11℃上昇している。つまり日本の気温上昇は世界平均を上回るペースなのだ。この結果、真夏日猛暑日が増え、熱波や感染症による死者が増える恐れがある。
海面の上昇も問題だ。特に大都市は海に面した低地に位置することがほとんどだ。気温の上昇による熱膨張によって海面が上昇すれば、住める地域が減り、経済活動にもマイナスの影響がある。
2100年に世界平均で約80センチメートル上昇すると言われており、東京や大阪も多大な被害を受けるというシミュレーションがなされている。

大雨の増加も、人的・経済的被害をもたらす恐れが増加する帰結となり、水害も深刻になる。最近30年間と1900年代初頭の30年間を比較すると、日降水量200mm以上の大雨の日は増加傾向にあるという。 近年降水量の少ない年と、多い年の差が大きくなっているというデータもある。今夏も台風10号によって、浸水被害が広がり死者が出る事態になっている。

農作物への被害も見過ごせない。気候の変化によって産地とされていた場所で、十分に作物が実らない現象が、コメ、トマト、みかんなどで観察されている。

このように気候変動の被害を受けているのは「未来の誰か」や「どこか遠くの誰か」だけではなく、「今」「ここで」生きている日本人も含まれているのである。


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