一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

気候変動の疑問――日本への影響は?


土曜日に「国際資源・エネルギー学生会議(IRESA)」の勉強会で、気候変動について意見交換した。
その中で「島嶼国に海面上昇の影響はあるのは理解できるが、日本(や先進国)への影響はどのようなものか」という指摘を頂いた。この点について簡単に答えたい。

環境省の研究プロジェクトは、日本での気候変動によるコストを「洪水氾濫」「土砂災害」「砂浜の喪失」「熱ストレス志望リスク」「ブナ林の適域の喪失」「高潮浸水」の六つに分けている。
そしてこれらを合算したコストは「450ppm安定化シナリオ」では、2090年代に年11兆円。「550ppm安定化シナリオ」では、2090年代に年13兆円。「BAU(成り行き任せ)シナリオ」では、2090年代に年17兆円に上ると推定している。

http://www.env.go.jp/earth/ondanka/adapt_guide/pdf/approaches_to_adaptation_leaflet.pdf

他にも挙げられるのは、農業生産への影響である。りんごの着色不良や、コメの品質低下なども懸念される。
水不足も深刻な影響の一つだ。海外での水不足であっても、食糧を輸入に頼る日本は価格高騰などの形で影響を受ける。

気候変動は環境を破壊するのみならず、経済的コストを人々に強いる。ヘッジすべきリスクに満ちた経済問題でもあるのである。

【追記(2016.7.7)】
日本への影響についてまとめた画像を見つけたので、載せておく。

f:id:flatenergy:20160707233452j:plain
出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/


にほんブログ村 環境ブログ エネルギー・資源へ
にほんブログ村 ↑ブログ・ランキング参加中です。 クリックしていただけると嬉しいです。
社会・政治問題 ブログランキングへ サンプル・モニターの口コミ広告ならブロカン