一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

【イベントレポート】『Power Shift Japan 2015:Dialogue Night -Drive the change-』気候変動イベント


1月10日に尊敬する先輩が運営に携わっているイベントに行ってきた。

日本社会に変革を起こすには? というテーマについて気候変動を題材に考えていくイベントで、安保法制反対のデモで話題になったSEALDsの学生もパネラーとして参加していた。

最初に気候変動に関する国際交渉に参加してきたNPO職員二人が、様々な問いに回答してくれた。
最初の問いは、なぜ気候変動に取り組まなければならないのか? というもので、二人は台風などの人的被害のみならず海面上昇や干ばつによる経済的被害も起きることを指摘していた。

二人の話を聞いていて問題と感じたのは、日本人・都会人には遠い問題で、そこをいかに身近な問題にするかという点だった。

最後にCOP21の成果について一人は、「化石燃料時代の終わり」の合意だと言っていた。これは確かにそのとおりだろう。「座礁資産(stranded assets)」という用語がある。これは再生可能エネルギーへのエネルギーシフトによって、使わないまま地中に残される化石燃料のことだ。現在は化石燃料関連企業の資産として計上されているが、今後の規制によって使えない資源に変わってしまう恐れがある。化石燃料時代の終わりは、このような問題を引き起こすのだ。
もう一人は「合意できるんだ」という安心を得られたことだったという。これについてはコペンハーゲン会議(COP15)で合意できなかったことをきっかけに、気候変動をめぐる交渉は合意できないのではないかという雰囲気が広がった。
それを乗り越えて合意できたことは、確かに安心できる材料だ。

自然保護NPO職員と話してみて

石炭火力から天然ガスへのリプレースも地球温暖化対策の解決策になる、と私は考えていた。しかし今ガス火力発電所を建てることは、数十年後もそれを使うことが前提になる。例えば40年後もガス火力を使うことを40年後の社会が許すか? と言えば、確定的なことは言えない。

SEALDsの学生と話してみて

長い時間ではなかったが、安保法制への反対デモで有名になったSEALDsの学生と話をすることができた。筆者は仮にも国際政治・日本政治をかじっている者として、彼らがどういう論理構成で反対運動を行っているのか気になっていた。

まず試しに「集団的自衛権を日本が利用できるようにすることは、先の衆議院選挙のマニフェストに書いてあった」という指摘にはどう答えるか、質問したところ、それは争点化しておらず、アベノミクスが争点の選挙であった、と反論していた。
確かにマニフェストや選挙期間中の安倍総裁の発言を考えると、アベノミクスが争点の選挙であった。合理的な反論だ。
議会の傍聴なども通ったそうで、ちゃんと勉強している様子が伝わってきた。

以前インターネットで見た記事で面白かったのが、なぜ中国大使館前でSEALDsはデモをしないのか? という問いを立てていたブロガーがいたことだ。今回の安保法制が中国の行動に対処するためのものなら、日本の安全保障の脅威になっている中国に直接抗議するのが筋だろう、というものだった。挑戦的な問いではあるまいか。今度SEALDs のメンバーに会ったら、訊いてみたい。

SEALDsは安保法制以外にも沖縄の基地問題脱原発運動にも関与しはじめているという。先輩によれば、分野横断的に市民団体や学生団体は日本だとほとんどないという。
分野横断的な組織はSEALDsという学生団体にできるのか、が気になる。

身近な問題にするには?

日本人・都会人には気候変動は遠い問題で、そこをいかに身近な問題にするかが問題だと感じた。それに対する解決策が得られるようなイベントなら、もっと良かったと思う。


【参考リンク】
先輩の同イベント・レポート
http://bellshift.blog.jp/archives/884754.html

主催団体webサイト
ホーム - 社会変革を通じて、地球温暖化とエネルギー問題を解決する-Power Shift Japan-


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