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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

バブルのような「新卒」ブランドの価値

就職活動


近況を簡単に報告すると、学部3年生や修士1年生と一緒に新卒枠での就職活動を行っている。今日はこの「新卒」について書いていきたい。

この「新卒」という肩書は日本特有のものだ。こういう話をすると「海外ってどこだ?」と反論してくる人がいるが、私の知っている限り韓国・台湾・ドイツ・アメリカでは少なくとも大学生が卒業時に進路が決まっているのが当然という風潮はない。(注1)


事前に話には聞いていたが、想像以上に新卒が得られるメリットは多い。

メリット1 選び放題

リクルートワークスの調査によれば、2016年3月卒学生向けの民間企業の求人倍率は、71.9万人。これだけある求人の中から、学生はどの企業の選考を受けるか選べる。学校歴は関係なし。大学・大学院を卒業見込みであることだけが条件だ。表向きはほとんどの企業が選考時に大学名で差別することはしていない。
Fラン大でも企業の求める条件に合えば、求める企業や待遇の良い企業に応募できる。大学受験時の序列を逆転できる可能性があるのである。
これは間違いなくメリットだろう。

メリット2 何を質問しても許される。

これは「新卒」の特権というより学生の特権だ。日本の常識では、学生は社会人より立場が下で世話になる関係になる。つまり社会人にたてつかないという条件で、様々な教えをこうことができるのである。OBOG訪問や、就業体験型のインターンシップなどはその典型だろう。
聞きにくいことも、迷ったら聞いて良いと思う。「月曜日の朝は会社に行きたくないですか」とか。

メリット3 学生時代の専攻は関係ない

美術や文学を専攻していても、マッチング次第で金融機関に就職できる。学生時代の専攻に縛られることなく、受けたい企業を受けられる。入学した後でも、キャリアの軌道修正が効くのである。


一方デメリットも挙げておこう。

デメリット1 多すぎる選択肢

正社員・正職員の経験のない学生が自分に合う企業を膨大な求人の中から見つけなければならない。これはかなりの難関のように思える。マッチングのミスなどで、3年で3割が辞めると言われるわけだ。

デメリット2 限られた期間

通年採用を行っている会社はなくはないが、まだまだ少ない。「新卒」学生は、限られた期間で就職先を決めることを強いられる。教職課程の教育実習や卒業論文などは、「新卒」枠での就職活動と時期が重なることがしばしばある。

デメリット3 学生時代の勉強が評価されない

研究者御用達の雑誌に載る論文を書いたとかいうレベルなら別だろうが、日本企業は大学の勉強に価値を置いていないのは明らかである。だから学業を阻害して卒業前に採用活動を行っているわけだ。

新卒一括採用のメリットを享受するには?

デメリット2で挙げたように「新卒」の期間は限られている。一定時間経てば弾けてしまうバブルのようなものだ。この歪んだ市場を、自分のために生かし切りたいと思う。
そのために今の段階でできることは、できる限り幅広い企業を検討材料に入れることだろう。選択肢は多すぎるくらいあるので、しぼるのは後からでもできる。


(注1)ついでに言えば学歴が大学受験の偏差値をもとにしたどこの大学を卒業したかというランキングである「学校歴」を指すことの多い日本に対し、グローバル・スタンダードである本来の学歴で問われるのは、学士(学部卒業)か修士か、博士か、である。


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