一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

「模擬COP21」1日目


「模擬COP21」1日目に参加してきた。

COP21とは、気候変動枠組み条約の締約国の間で、気候変動問題解決のための具体的な対策を話し合う会議だ。今年の12月に行われる。
「模擬COP21」とは、実際のCOP21の予行として、学生間での合意事項を世界に発信することを目的に開催されたものだ。

日本語での模擬国際会議はほぼ約4年ぶりなので、とても楽しみにしていた。

基本的な流れは模擬国連や実際の国際会議と似ているが、異なる点が三つある。これらの三点は、パリで行われた模擬COPにおいて、導入されたという。

代表団の中に非国家アクタが含まれている

具体的には「土壌」「海洋」「都市」「森林」が、気候変動の被害を受ける利害関係者として、会議に呼ばれたという設定である。これによって議論に変化は生まれると思うが、どんな具体的な成果が出るかは全て終わってみなければわからない。
「日本模擬国連」に所属している現役もぎこっかーのみなさんも試してみてはいかがだろうか?

各代表団の中に経済・政治・市民社会の代表が一人ずついる

同じ代表団の中で意見が割れる可能性もあるが、それでも構わないと運営者は言っている。
これはなかなか面白いと思う。国際政治の理論に「2レベル・ゲーム」というのがあるように、同じ国家の中でも代表する利害によって立場は異なるのは当然だ。しかし今までの実際の国際会議や模擬国連においては、政府の立場のみが議論の対象になってきた。
わかりやすい例を出せば、日本の政府代表は原発再稼働を支持するが、日本の市民社会代表は反対するということになるわけだ。上手くいけば論点によって、同じ相手と協力したり対立したりする議論のダイナミズムが生まれると想定する。

ヴィジョンを議論してから手段を議論

表題のとおり、理想像を議論してからそれに達するための手段を議論するという方法を通っている。しかしこの方法はあまり有効とは思えなかった。ヴィジョンを決定するための議論の中で、手段を議論する必要性も出てきたためだ。

8月はじめに英語模擬国連会議に出ていたこともあって、とっさに妥協案を提案するなど、会議勘は鈍っていなかった。
その点では自己評価としては悪くない。

事前のリサーチによれば、2009年のコペンハーゲンでの会議で「気候変動の深刻な影響を避けるためには、産業革命前と比べて世界の平均気温上昇を2℃以内に抑える必要がある」という目標は国際社会で合意されているということだった。しかし一部の気候変動の影響を深刻に受ける途上国や一部の学者からは「2℃目標」では不十分だとして「1.5℃目標」を主張しているという。
ところが想定に反して「2℃目標」に反対する代表団がいなかったので、一部の代表団には「1.5℃目標」を主張するようけしかけてみた。その方が議論が盛り上がると考えたためだ。

運営に一つ注文をつけるとすれば、模擬COP運営者は「日本模擬国連」に協力を求めることをしたのだろうかと疑問に感じた。日本模擬国連こそ模擬国際会議のノウハウを持っているのだから、協力を求めても良かったと思う。参加者は模擬国際会議が始めての人が多い。もしそれを避けたかったのなら、日本模擬国連会員から参加者を募ることがあってもよかったはずだ。参加者が日本模擬国連会員だらけになっても失われるものがあるような気もするが。

明日はヴィジョンを採択した後、手段についての議論が始まる。手段については革新的な文言を用意しているので、これを全会一致で採択できるかどうかが、私にとっての挑戦になる。


【参考リンク】
模擬COPとは
http://youthmodelcop.org/%E6%A8%A1%E6%93%ACcop%E3%81%A8%E3%81%AF/


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