一身独立

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【書評】『誤解だらけの電力問題』


この本は東京電力で働いていた著者が、電力業界の内と外の両方の目線から電力問題を俯瞰した本である。


補論として一番最後に書かれていた電力会社・電力業界の体質論が一番興味深かった。

原発再稼働を必要だと言って目指す電力会社は一般の人から「懲りていない」「反省していない」と見られがちだ。このミスコミュニケーションはどこから生まれるのか。

著者によれば、電力会社とその社員の本能には「安定供給」が刻み込まれていて、この本能は「現場力の源であり、電力社員に持ち続けてもらいたい『体質』」だという。

しかし一方で、この「体質」が高コスト構造を生み、原子力発電への志向と国への依存を生んだことも事実だ。

利益の7割を占めると言われる家庭を含む2016年の小規模需要家向けの自由化で、電力会社(一般電気事業者)は新たな競争に晒されることになる。いかに民間の活力を保ちながら、公共的な役割を担っていくか。各電力会社の動きは既に始まっている。

誤解だらけの電力問題

誤解だらけの電力問題


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