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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

【書評】『マーケット感覚を身につけよう』


今日は以前からブログやツイッターを拝見し、考えに共感するところも多かった「ちきりん」氏の本を読んだので、紹介したい。

市場化の時代

本書によれば「マーケット感覚」とは「売れるものに気がつく」能力であり、「価値を認識する」能力であると定義されている。
この能力は商売人や金融市場に関わる人のみならず「すべての人の働き方や生き方に、深く関わってくる能力」だという。
なぜこの能力が重要になってくるのか。それはインターネットを始めとする科学技術が市場と連動して規制を変える動きが加速しているためである。

例えば羽田空港が今のように国際化する前、地方在住者が海外旅行に行くにはまず地方空港から羽田に飛び、そこから成田を経由して海外へ行かねばならなかった。しかし韓国の仁川国際空港が開通すると、地方空港から仁川に飛び、そこから海外へ飛ぶ事が可能になった。このことに慌てた国土交通省の役人が羽田の国際化・市場化に踏み切ったのである。
このように「マーケット感覚」のなかった役人は、羽田空港の国際化に対するニーズに全く気づいていなかった。お役所と言えばマーケットとは縁遠いイメージがあるかもしれないが、今は公務員にも「マーケット感覚」が求められる時代だという。

「エネルギー」をどうやって専門にするか

本書の中で特に面白く読んだのが、「専門性」に対する見方だ。
そもそもこの本を読もうと思ったのも、エネルギーという自分が専門性を持つ分野を、いかに仕事につなげるかという問題意識があったためだ。
本書によれば「一生ひとつの専門性は無理」だという。一生エネルギーのことに取り組みたい筆者としては、絶望するしかない記述だが、その意図するところは何か。

今は変化の早い時代なので、20代で身につけた専門性が40, 50年通じるとは限らない。それよりは10年で仕事を身につけて、また別の専門分野へ。10年でまた別の専門分野と臨機応変に渡り歩いた方がよいと著者は言う。

私の専門性をエネルギーの中から絞る作業はまだ完了していない。運良く会社員として働ければ、これから働く会社によって最初に身につける専門性が決まっていくと思われる。悩みは尽きないが、これからも粘り強くエネルギー問題に食らいついていきたい。


【参考リンク】
著者ツイッター
https://twitter.com/insidechikirin

著者ブログ
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/



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