一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

「里山の伝道師」に会ってきた。


三重県の「赤目の森」は、市民が共同出資してトラストという形で購入した森だ。

この森に、小規模のペレット製造機を利用している人がいると聞いて、導入を検討している「八王子協同エネルギー」の仲間と共に訪ねた。

「赤目の森」の里山保全は、ゴルフ場計画の代替案(オルタナティブ)として始まったという。

この森を、何年もかけて収益を上げる森に変えたのが伊井野氏だ。


伊井野氏の言葉で一番印象に残ったのは「自分のフィールドであるトラストの土地以外に関心がない」と言う言葉だ。山から出る木を処理する。その必要性があるから、ペレット製造をやっている。
つまり私たちが目当てで行ったペレット製造も、伊井野さんにとっては自分の管理する山から出たものを処理するための良い手段として採用しているにすぎない。

手段が目的化してしまっている木質バイオマス関連の事業は、無数にあるという。伊井野氏はその罠に陥らないよう、常に細心の注意を払っているように感じた。

伊井野氏の活動の原動力は「日本の原風景である里山の景観を守りたい」という想いだという。この力が核となって、伊井野氏に副産物利用を徹底させている。

「ただペレット供給をやりたいだけでは続かない」「自分たちで管理する山を持てば、可能性が開けてくる」ということもアドバイスしてくれ、具体的な方法も教授してくれた。


木質バイオマスが未利用の八王子にとって、ほとんど実績のない「八王子協同エネルギー」にとって、広大な開拓地が広がっている。そんな気持ちにさせてくれた約4時間の対談だった。


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