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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」第2回会合

個人活動 多摩エネ協 太陽光発電 民主主義 電力システム


12日の土曜日に「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」の第2回会合に参加してきた。

「(再生可能エネルギーに)自信を持たせたい」

まず「自然エネルギー財団」の古山さんの「自然エネルギーの盛り上げ方を考える」と題したプレゼンテーションを聴いた。「最初に日本人は自然エネルギー再生可能エネルギー)の可能性を疑っている。自然エネルギーに自信を持たせたい」と言っていたのをよく覚えている。

プレゼンテーションの構成は、典型的な自然エネルギーへの疑問に答えるという形だった。
古山さん曰く、それらは「主電源に成り得ない」「コストが高い」「安定供給できない」という疑問が多いと言う。そして三つだったらクリアできると思う。
まず最初の「主電源に成り得ない」という疑問に対しては、主電源を30%定義し、これなら達成可能だという回答だった。
2番目の「コストが高い」 という疑問に対しては、再生可能エネルギーのコストが賦課金によって目立つが原発のコストは電気代に含まれていて目立たない。再生可能エネルギー賦課金だけを責めるのはおかしいという趣旨の回答だった。
3番目の「安定性供給できない」 という疑問に対しては、再生可能エネルギーに親和的な送電網の方が停電のリスクを分散できるという回答だった。そのような送電網を用いれば余剰設備を減らせる。それには送電網の開放、再生可能エネルギー市場の創設、送電網の広域運用が必要で、送電網が再生可能エネルギー適応的になれば、再生可能エネルギーはもっと普及するという。

古山さんの勤務先である「自然エネルギー財団」のリンクはこちら
http://jref.or.jp/

「個人でできることを」

続いてフリー・ジャーナリストの高橋さんの「エネルギーを自分たちにとりもどそう」と題したプレゼンテーションを聴いた。
原発はエネルギー問題だけではない。エネルギーの視点のみを見ると危ういという。この点には同意できた。例えば日本の原発企業は三菱重工業はアレバと、日立はゼネラル・エレクトリクスと、東芝はウェチング・ハウスといった外国企業と手を組んでいる。一国の判断で辞めるのが難しい。回らない風車は再生可能エネルギーの問題ではない。無駄な公共事業の問題という指摘も納得できた。

驚いた話としてはドイツの家の省エネ性能は日本の4倍以上で日本の最新の省エネ設備はドイツだと物置程度の性能だという。日本の住宅の省エネ性能はお話にならない。まずは設備に注目すべきとの話だった。

また地方の人の光熱費が上がっていくという予測がある。それを防がないといけないと高橋さんは強調していた。
家庭で使うエネルギーの6割は熱利用で、熱利用のためには150万円の太陽光で電気をつくるよりも、30万円で太陽熱温水器に投資するという選択肢も持った方が良いそうだ。欧州ではコンパクトで安価な太陽熱温水器の方が広まっている。


最後に「間違った前提に基づいた二元論は意味が無い」こと、「再生可能エネルギーツール」であることの二点を強調していた。


質疑応答で、私は「地域エネルギー事業資金集めはどうしているのか?」「失敗例を教えて欲しい」という二点の質問をした。

前者の質問への回答は、資金集めの方法は大きく分けて4種類あるという。補助金、市民出資、参加している企業からの出資、ふるさと納税のような寄付型だ。最後の寄付型は、使徒が明確になるので面白いと思って欲しいという。
後者の質問への回答は、市長や担当者は入れ替わってやる気のない人が来たりすることだという。人が一人・二人入れ替わっても、持続的に出来る組織づくりが必要とのことだ。


高橋さんの運営しているブログ「全国ご当地電力レポート!」のリンクはこちら
http://ameblo.jp/enekeireport/

多摩ニュータウンの課題

最後に博報堂の山田さんのファシリテーションの下、ワークショップを行った。

まず多摩在住者から、地元の課題と地元の資源を聞き出し、それを元に市民発電所を用いた企画をグループで考えた。
いくつもの課題や資源を聞かせてもらったが特に面白かったのは,多摩ニュータウンの特徴だ。
多摩ニュータウンは1971年より入居を開始した黎明期のニュータウンである。極めて計画的に造られた都市であるため、全ての団地に集会所が整備されているという。また比較的所得や学歴の高い方が多いという。このような資源がある一方、高齢化が進んでおり駅から近い場所には新たに人が住むものの、駅から遠い場所は高齢化が極端に進んでいるという。
これらの課題を踏まえて学生と地域住民が一緒に意見を出し合いアイディアをブラッシュ・アップさせた。

今後の個人的課題

このプログラムで私を含む学生たちは、3月までになんらかの多摩電力の発電所に関連したプロジェクトを立案・実施しなければならない。
まずは9月の草案発表に向けてアイディアを練らなければならない。


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