読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

【書評】『TOKYO 0円ハウス0円生活』



著者は大学在学時から路上生活者の家に魅せられ調査を行なってきたという。

著者が調査している都会の「ホームレス」の「家」は、とても機能的だ。
狭い場所ごとに生活の場としての役割が狭い空間の各所に与えられている。
そこには「狭苦しい」家と「陰気な」住人というホームレスに対するステレオタイプな肖像は微塵も感じられなかった。

隅田川の容易に撤去可能な「家」に魅せられ従来の工法で造られる建築に不満を隠さない著者は、土地に固定されて不動産にされてしまっている建築を土地から解放しモビリティを与えることを模索している。「家」を土地から解放することは自由の獲得に直結する可能性を秘めている。大変魅力的な思想だ。

公共空間に「家」という私的空間をつくりだす路上生活者の知恵と工夫。それこそが著者が魅せられたものだろう。

また著者の調査は個人のエネルギー利用という側面からも見ることができる。
隅田川のある路上生活者はソーラーパネルと自動車用バッテリーを利用して完全にエネルギーを自活しているという。
個人でエネルギー自立を達成しているのだ。

路上生活者のエネルギー利用を調査することで個人のエネルギー利用のあり方をこの本は問いかけている。



TOKYO 0円ハウス0円生活

TOKYO 0円ハウス0円生活

にほんブログ村 環境ブログ エネルギー・資源へ
にほんブログ村 ↑ブログ・ランキング参加中です。 クリックしていただけると嬉しいです。
社会・政治問題 ブログランキングへ サンプル・モニターの口コミ広告ならブロカン