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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

ドイツの再エネ普及成功の要因

ドイツは世界4位の経済力を持ちながら、電力構成に占める再エネの割合を上げることに成功してきた。2000年には6.6%だった電源に占める再エネ比率は、2015年には30%となっており、「基幹電源」としての役割を果たしていると言って差し支えない。このようなこ…

「グローバル化という巨象」

日曜日に2週間に一度発行される朝日新聞の「グローブ」の特集を紹介したい。一番鮮烈だったのは、「象の」グラフだ。 縦軸はここ20年での所得の増加割合、横軸が世界の中で上位何%を占める所得割合かを示している。ご覧のように中央や、中央から左に位置す…

「資源の呪い」はラテン・アメリカにあてはまるか

今日は授業でプレゼンした内容をブログにまとめたい。テーマは「資源の呪い」だ。資源の呪いとは、資源富裕国では民主化が起きにくいという、比較政治学における有名な理論だ。多くの反証に耐え、研究者の間では通説と化している。そして独裁・貧困を持続さ…

【ディスカッション・ペーパー】「『国際的な資源特権』が含む問題群とその解決策の検討」

【序論】 本記事は「国際的な資源特権」という問題を取り上げる。まず「『国際的な資源特権』がどのように資源配分を歪め、グローバル貧困層の権利を奪っているか」という問いに答え、「国際的な資源特権」 が引き起こす問題群を明らかにする。次に「国際的…

【ディスカッション・ペーパー】「原子力発電所をめぐる社会選択の問題点とその解決策」

(金子, 2007,pp234-235)において、登場人物の一人である「判事」は、社会制度を選択する手段として社会正義を捉えている。社会制度は価値中立化される必要があり、恣意的な価値観が反映されるものになってはならないと考えているのである。本記事では原子…

「脱原発テント」訪問と「首都圏反原発連合」デモ

国際政治を勉強する学生の一人として、SEALDsのデモが気になり21日の金曜日に見に行った。 その前に経産省前の「脱原発テント」を約2年ぶりに訪問した後、「首都圏反原発連合」の主催する国会前デモを見に行った。「脱原発テント」は写真のように経産省の敷…

【書評】『キロワットアワー・イズ・マネー』

この本は都市化・高齢化の進展に従って衰退する日本のほとんどの地方自治体とその住民に向けて書かれた本だ。著者は市民出資をてこにした地域の「エネルギィ自立」が進むドイツ在住のジャーナリスト。著者が提唱する地域課題の解決策は、地域外に流出し地域…

【書評】『欧州のエネルギー自立地域』

本書では欧州各国の自治体によるエネルギー自立への取り組みが豊富に紹介されている。 「エネルギー自立」とは、ある地域内でのエネルギー需要を地域外のエネルギー源に頼らずに地域内でのエネルギー供給で賄うことである。これを達成するには方法は二つしか…

【映画評】原発計画を止めた名も無き市民たちのドキュメンタリィ映画「シロウオ」を観てきた。

以前名刺交換したカメライターのかさこさんが監督した映画の上映会が、近所で開かれたので観てきた。 原発立地自治体はリスクを一手に引き受けている被害者だというのが通説だ。しかしこの映画を見れば、今原発がない自治体にも、かつて数々の原発計画があっ…

【第1回インタビュー】「環境配慮型美容師・和食雅子さん」

今回の記事はインタビュー企画。記念すべき第一回で取り上げるのは「自然との調和」と「美容師」という異色の組み合わせを実践している「環境配慮型美容師」の和食雅子(わじきまさこ)さんだ。 初めてお会いして名刺を頂いた時からその異色の組み合わせが強…

【ノート】宝塚市再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例

今日は再生可能エネルギーに関わる自治体の取り組みの話。 兵庫県宝塚市では「再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例(https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/sub_file/01040500000000-kihonjyorei-jyoreiankaisetsu.pdf)」において、再生可能エ…

「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」第2回会合

12日の土曜日に「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」の第2回会合に参加してきた。 「(再生可能エネルギーに)自信を持たせたい」 まず「自然エネルギー財団」の古山さんの「自然エネルギーの盛り上げ方を考える」と題したプレゼンテー…

【書評】『コミュニティ発電所――原発なくてもいいかもよ?』

以前一読した本だが、現在私が関わっている事業に直接関わる本なので再読してみた。3.11の原発事故以後、地域に根ざした再生可能エネルギー事業の取り組みが注目されるようになった。本書はそのような地域での再生可能エネルギー事業に取り組む上での心構え…

「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」第1回会合

昨日「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」の第1回会合に参加してきた。午前は自己紹介とice breakingを行い、午後は再生可能エネルギー普及の専門家で「環境エネルギー政策研究所」の山下氏と「多摩循環型エネルギー協会」の事業会社で…

「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム亅の2期生に選ばれた。

昨夜「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム亅事務局より、選考に合格したとの連絡をもらった。 多摩循環型エネルギー協会 次世代リーダー育成プログラム http://tama-enekyo.org/?page_id=1017 多摩循環型エネルギー協会は、多摩ニュータ…

【ディスカッション・ペーパー】自然エネルギーの地域主権化(天然資源の恒久主権決議を手本に)

長野県飯田市が4月1日より施行した条例には「地域環境権」なるものが明記されている。 【参考】 飯田市再生可能エネルギーの導入による持続可能な地域づくりに関する条例原案http//www.city.iida.lg.jp/iidasypher/open_imgs/info/0000000212_0000018755.pdf…

【書評】『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』

題名の「原発大国」という言葉が痛い。確かに人口単位で考慮すれば、アメリカを抜きフランスと並んで発電所の数では日本は一位を争う。 この本は示しているのは日本が今日の姿になるまでに存在した原子力を巡る風景だ。各章は「○○年論」という形でまとめられ…

【ノート】寺島実郎が語る「ドイツが脱原発に踏み切れて日本にできない三つの理由」

1. 冷戦下、核の傘に入りアメリカ原子力産業の市場になった そのために日本最初の原子力発電所を広島につくる計画があった。 そのために1955年に「原子力平和利用博覧会」が全国で開かれた。日本人は原子力に夢を魅せられていた。小型の原子炉で動く鉄腕アト…

【映画評】『イエロー・ケーキ——クリーンなエネルギーという嘘——』

この作品は、日本では注目されることの稀なウラン採掘現場の実態を抉ったドキュメンタリィだ。 旧東ドイツ・オーストラリア・ナミビア・カナダへの現地取材・企業取材を通して、ウランを巡る情報・経済・公正について迫っている。 知らないことばかりで目を…

【映画評】『ミツバチの羽音と地球の回転』

浮ついたところがない。地に足が着いている。それらが鑑賞後最初の感想だった。 どのようにしたら、市民生活と摩擦を起こさずにエネルギー供給を確保できるのか。 その一つの問いに製作者が丹念に向き合っていることが視聴者に伝わってくるからこそ、このよ…

【ディスカッション・ペーパー】原子力発電を政治から見るときに必要な視点

・原子力発電を政治の視点から見る際に外してはいけない基本的な問題の一つは「拡散した利益と集中した コスト」だ。 ・よく聞くのは「拡散した利益と集中したコスト」ではなく「集中した利益と拡散したコスト」で、自由貿易を推進しようとすると日本で農業…

【映画評】『シェーナウの想い』

「シェーナウの想い(Schönauer Gefühl)」は、ドイツの片田舎の住民がチェルノブイリ原子力発電所事故をきっかけに原子力フリーの電力供給のために奔走する過程を追ったドキュメンタリィだ。 一般市民が電力会社や州政府との交渉等の課題をクリアし地域電力会…

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