一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

国際政治

紛争、抑圧、環境破壊を招く日本人の生活

現代社会で豊かな生活を送ることは、種々の犠牲の上に成り立っている。ある意味ではとても罪深いことだ。何故ならそのような生活に必要な資源が、様々な不正によって供給されているためだ。特に宝石やレアメタル、エネルギー資源を購入する費用は、武装勢力…

最後の安全保障の勉強

先日、大学で行われた講演会を聴いてきた。 大学には国際関係を学びたいと考えて入った。 最初は安全保障に関心を持ち学んだが、次第にエネルギー・気候変動に関心が移っていった。今日の講演会が、最後の安全保障の勉強になるだろう。 そう考えると、何とも…

日本版「安全保障のディレンマ」

オーストラリアの戦略家ヒュー・ホワイトは、中国の台頭によって日本が直面するディンレマについて指摘している。中国の台頭が招く帰結は、それまでアメリカが握っていた北東アジアの覇権が、中国に少しずつ移行することを意味する。 そして中国の国力が増す…

日本の運命を決めた「逆コース」

「逆コース(Reverse Course)」とは、対日占領政策における、アメリカ政府およびGHQの重要な方向転換を指す。日本との戦争で多くの犠牲を払ったアメリカ政府は、当初日本を経済的にも軍事的にも弱い農業国にしようとしていた。そして共産主義の台頭に対して…

中国人の台湾認識、台湾人の中国認識

昨日は中国の「一つの中国」政策について書いた。 中国では愛国教育が行き届いており、みな「台湾は中国の一部」だと考えていると聞く。それでは日本や欧米諸国に出てきた中国人はどうなのか。自国の政府の考えを相対化しているのだろうか。 先日友人の中国…

「一つの中国」政策

中華人民共和国政府は、長らく「一つの中国」政策を取っている。「一つの中国」政策とは、国共内戦の結果、国民党政権が成立した台湾を含めて一つの中国に属するという立場を取るものだ。つまり「一つの中国、一つの台湾」や「二つの中国」は頑として認めて…

「安全保障理事会」の常任理事国の「拒否権」は何のためにあるのか。

ハフィントン・ポストに早稲田の学生が、安全保障理事会の常任理事国が持つ拒否権を批判する記事を掲載していた。 国連安保理の拒否権が紛争下の人々を殺し続けている http://www.huffingtonpost.jp/kanta-hara/un-veto_b_9823904.htmlそこで彼が言及してい…

不都合な真実――尖閣問題に対するアメリカ政府の立場

2014年4月、オバマ大統領が来日し、「尖閣諸島を含む日本の施政下にある領域に、日米安全保障条約が適用される」と明言した。日本人の多くは、尖閣諸島をめぐって自衛隊が攻撃を受けた時に、米軍が自衛隊と一緒になって反撃してくれるのだと、安心した人も…

アメリカのシリア空爆

衝撃的なニュースが入ってきたので、政治学徒として記事を書いてみたい。早稲田大学の最上敏樹先生も指摘しているが、今回の空爆は人道的介入や、国際法上正当な武力行使と呼ぶことは難しい。人道的介入とは、「原則武力行使が禁止されている国際法における…

「内政不干渉原則」のメリットとデメリット

内政不干渉原則とは、他国の内政に関わる事項に関与することは許されないという国際法のことを指す。国連憲章や、友好関係原則宣言において明記されている。主なメリットは、主として大国が小国の政治に口出しや、武力介入するのを防止することだろう。冷戦…

原爆投下と日本の核武装論

日本人にとって、原爆もとい核兵器は議論の余地なく忌避感をもたらすものだろう。広島と長崎の被害の記憶は十重二十重に伝えられてきた。 それでは加害者であるアメリカは、どのように良心の呵責と闘ってきたのだろうか。アメリカ人が原爆投下を振り返る際に…

【政治経済の用語解説】人道的介入

人道的介入とは、当該領土政府の同意無しに人道支援を行うことである。多くの場合武力行使を伴うことから、その正当性をめぐって国際法学者・国際政治学者・外交官の間で盛んに議論が行われてきた。人道的介入が我々にディレンマを突き付ける理由は二つある…

【政治経済の用語解説】集団安全保障

集団安全保障とは、国際連盟の設立期に構想され、現在も国際安全保障の基礎となっている概念である。第一次世界大戦以前、欧州列強は同盟を結ぶ相手を自在に変え、仮想敵国を抑止することで安全保障を進めていた。しかしこの外交手法は、相互不信と軍拡を招…

核戦略の論理

今日は核兵器を持つ国の戦略について書いていきたい。通常兵器と異なり核兵器は一発の発射で被害国に機能不全に陥るようなダメージを与えることが出来るため、従来の軍事力の政治学的論理を変えた。通常兵器を用いた武力行使へのコミットメントは、戦勝国へ…

正義と平和の二律背反

昔書いた授業のレポートを元に、今日からシリーズで国際政治について書いていきたい。 国際政治の最大の関心の一つは、戦争の防止である。 まずは戦争と平和を考える上で、重要な正義と平和の関係について考えてみたい。戦争の発生を防ぐことは平和を実現す…

「資源の呪い」の逸脱事例

以前「資源の呪い」に関する記事を書いた。flatenergy.hatenablog.com簡単に説明すると、「資源の呪い」とは資源国では民主化が起きにくいという理論である。しかし万能の理論はないので、「資源の呪い」にも「逸脱事例」と呼ばれる、あてはまらない事例があ…

統計学・計量分析の威力

私は政治経済学部の在校生である。 その中で学んでいることについて書きたい。 統計学・計量分析との出会い 入学当初、「政治学は経済学と違って数字を使わなくて良いから楽だ」と感じていた。しかし卒業がま近に迫った今、その感慨は全く変わってしまってい…

「資源の呪い」はラテン・アメリカにあてはまるか

今日は授業でプレゼンした内容をブログにまとめたい。テーマは「資源の呪い」だ。資源の呪いとは、資源富裕国では民主化が起きにくいという、比較政治学における有名な理論だ。多くの反証に耐え、研究者の間では通説と化している。そして独裁・貧困を持続さ…

オバマ政権のアジア・リバランス――クリントン元国務長官のエッセイより

Foreign Policyに2011年11月10日に掲載されたヒラリー・クリントン氏(当時国務長官)のエッセイである"America`s Pacific Century"(http://foreignpolicy.com/2011/10/11/americas-pacific-century/?wp_login_redirect=0)は、オバマ政権の外交政策につい…

【ディスカッション・ペーパー】「『国際的な資源特権』が含む問題群とその解決策の検討」

【序論】 本記事は「国際的な資源特権」という問題を取り上げる。まず「『国際的な資源特権』がどのように資源配分を歪め、グローバル貧困層の権利を奪っているか」という問いに答え、「国際的な資源特権」 が引き起こす問題群を明らかにする。次に「国際的…

同盟の逆説

普段はエネルギー問題の記事ばかり書いている。しかし学部で一番勉強していることは、国際政治や政治哲学である。今日は国際政治における重要なイシューである「同盟」について書いてみたい。そして日本の安全保障政策の要(全て?)である、日米同盟の構造…

なぜ3年間「模擬国連」にのめりこんだのか?

今日はなぜ3年間「模擬国連」というサークル活動を行ってきたか、その経緯について書く。 「模擬国連」については昨日の記事を参照されたい。 サークル雑誌で一目ぼれ 私と模擬国連との出会いは、マイルストーン(早大生なら誰もが知っているはず)という授…

私が3年間のめりこんだ「模擬国連」を紹介するよ

今日の記事は大学生・高校生、さらには中学生にぜひ読んでほしい。 「模擬国連」とは? 「模擬国連」とは、外交官の真似をすることによってスキルを身につける教育プログラムだ。参加者は、最初に担当国を割り振られその国を代表する外交官として疑似国際会…

「模擬COP21」1日目

「模擬COP21」1日目に参加してきた。COP21とは、気候変動枠組み条約の締約国の間で、気候変動問題解決のための具体的な対策を話し合う会議だ。今年の12月に行われる。 「模擬COP21」とは、実際のCOP21の予行として、学生間での合意事項を世界に発信すること…

「模擬COP」へ向けてリサーチ中

現在「模擬COP」に向けてリサーチを行っている。 本質は今までサークルでやってきた「模擬国連」とほぼ同じ外交官の真似事だが、主催団体はサークルの集まりである「日本模擬国連」とは全く別の団体だ。 模擬国連とは、疑似国際会議を行うことでリサーチ・ス…

「全日本高校模擬国連大会亅を運営した経験から何を学んだのか?

今日は私個人が関わっていた団体とその活動、その運営から学んだことについて書く。2010年から2012年にかけて「グローバル・クラスルーム日本委員会」という団体に所属していた。そのミッションは、模擬国連会議を通じて高校生の問題調査能力、主張を表現す…

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