一身独立

28歳元エリートのブログ。

勉強メモ

最後の安全保障の勉強

先日、大学で行われた講演会を聴いてきた。 大学には国際関係を学びたいと考えて入った。 最初は安全保障に関心を持ち学んだが、次第にエネルギー・気候変動に関心が移っていった。今日の講演会が、最後の安全保障の勉強になるだろう。 そう考えると、何とも…

日本版「安全保障のディレンマ」

オーストラリアの戦略家ヒュー・ホワイトは、中国の台頭によって日本が直面するディンレマについて指摘している。中国の台頭が招く帰結は、それまでアメリカが握っていた北東アジアの覇権が、中国に少しずつ移行することを意味する。 そして中国の国力が増す…

「風力発電の導入拡大に向けた土地利用規制・環境アセスメントの検討」

「自然エネルギー財団」が風力発電普及を妨げる要因を分析した報告書を発表している。簡単に紹介したい。日本では2015年時点で風力発電の導入量が300万kwに留まっている。2012年のFIT(再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)の導入で国内では太陽光発…

電力は自治体が供給すべき財か。

ドイツでは、電力の再公営化の動きが進んでいるという。民間企業が担っていた電力供給を、自治体が出資する都市公社が担う動きだ。戦後日本の電力供給は、民間企業が担ってきた。しかし考えてみれば、電気やガスなどのエネルギーは、水と同じように生活に欠…

再生可能エネルギー普及政策の三分類

今日は再生可能エネルギー普及政策について解説していきたい。 再生可能エネルギー普及政策には、大きく分けて三つの分類がある。 固定枠制度(RPS) RPS(renewable portfolio standard)とは、電力事業者に一定量の再生可能エネルギーの導入、もしくは再生可…

日本でも起きる電力会社の「死のスパイラル」

「電力会社の死のスパイラル」とは、以下のような因果経路をたどる。(レスター・ブラウン「大転換」より引用) 「電力の一部を屋上の太陽光発電から得る顧客が増えるにつれて。その電力会社は顧客に販売する電力量が減るため、損失を被る。そして、太陽光発…

「帰無仮説」という工夫

今回は統計学で用いられる「帰無仮説」について解説したい。帰無仮説とは、統計的に仮説を検証する際に用いられる手法だ。通常主張したい仮説(対立仮説)とは、相互排他的な逆の主張を帰無仮説に設定する。例えばGDPが二酸化炭素の排出量に影響を与えている…

「内政不干渉原則」のメリットとデメリット

内政不干渉原則とは、他国の内政に関わる事項に関与することは許されないという国際法のことを指す。国連憲章や、友好関係原則宣言において明記されている。主なメリットは、主として大国が小国の政治に口出しや、武力介入するのを防止することだろう。冷戦…

【政治経済の用語解説】本人・代理人問題

人は何かを独力で出来ない時、誰かに頼むことがある。特に専門的な知識が必要な場合などは、「代理人」を頼むだろう。しかしこの代理人と利害が一致しない場合、希望通りにことが運ばないという問題が生じる。このような問題を「本人・代理人(プリンシパル…

「世界経済フォーラム」の報告書

今日は「ダボス会議」で有名な、「世界経済フォーラム」が出した書類を見つけたので、一部を抜粋していく。・太陽光発電のコストは劇的に下がっている。石炭火力発電のコストは何十年にもわたってMwh(メガ・ワットアワー)あたり100ドル程度だが、太陽光発電…

今、起きている再エネ革命

石油危機以後、石油や化石燃料からのエネルギー・シフトは幾度となく議論され、政策目標となってきた。しかし現在まで人類は必要なエネルギーの80%以上を化石燃料に依存している。近年再生可能エネルギー、特にソーラーと風力の価格低下が注目されている。果…

因果推論の三要件

「あの人はなぜ事業に成功したのだろう」「あんな人がなぜ選挙で当選したのだろう」などと、私たちは普段多くの推論を行っている。推論とは、原因(身長が高かったから、頭が良かったから)から結果(事業での成功、選挙での当選)を推測する営みである。学…

科学的方法論の根本――ポパーの反証主義

今日はポパーを参照しながら、学問の根本である科学性について考えてみたい。 ポパーの反証主義 科学と似非科学の違いはどこにあるだろうか。「私には超能力がある」と言う仮説は、科学的だろうか。「100回中99回コインの裏表を当てられたら」超能力者と認め…

経営学からみた環境・エネルギー問題

今日は知り合いに誘われて講演会に行ってきたので、その内容について書きたい。 テーマはエネルギーとイノベーションだった。これまで日本政府によって行われたきた環境政策について、経営学者の視点からみた批判を聴くことが出来た。例えばエコポイント政策…

「グローバル化という巨象」

日曜日に2週間に一度発行される朝日新聞の「グローブ」の特集を紹介したい。一番鮮烈だったのは、「象の」グラフだ。 縦軸はここ20年での所得の増加割合、横軸が世界の中で上位何%を占める所得割合かを示している。ご覧のように中央や、中央から左に位置す…

「資源の呪い」はラテン・アメリカにあてはまるか

資源の呪いとは、資源富裕国では民主化が起きにくいという、比較政治学における有名な理論だ。多くの反証に耐え、研究者の間では通説と化している。そして独裁・貧困を持続させるものとして、問題視されてきた。ある国の民主化度合いを測る指標はいくつかあ…

同盟の逆説

普段はエネルギー問題の記事ばかり書いている。しかし学部で一番勉強していることは、国際政治や政治哲学である。今日は国際政治における重要なイシューである「同盟」について書いてみたい。そして日本の安全保障政策の要(全て?)である、日米同盟の構造…

私は方法論的虚無主義者。

といっても、ほとんどの人は「なにそれ?」だと思うので、解説する。 「方法論的虚無主義(methodological nihilism)」とは、科学哲学における立場の一つで、問題を解決してくれるならば、その手段を問わないという立場である。対になる立場は科学主義であ…

『Power Shift Japan 2015:Dialogue Night -Drive the change-』気候変動イベント

1月10日に尊敬する先輩が運営に携わっているイベントに行ってきた。日本社会に変革を起こすには? というテーマについて気候変動を題材に考えていくイベントで、安保法制反対のデモで話題になったSEALDsの学生もパネラーとして参加していた。最初に気候変動…

河口真理子氏の話を聴いて

経済学において、負の外部性をいかに内部化するか、というのは永遠の課題だ。特にグローバルな問題である地球環境問題においては、膨大な取引費用の前に誰もが立ちすくんでしまう。 そんな今まで無料・無限だと仮定していたものに値段をつける試みが、炭素税…

「脱原発テント」訪問と「首都圏反原発連合」デモ

国際政治を勉強する学生の一人として、SEALDsのデモが気になり21日の金曜日に見に行った。 その前に経産省前の「脱原発テント」を約2年ぶりに訪問した後、「首都圏反原発連合」の主催する国会前デモを見に行った。「脱原発テント」は写真のように経産省の敷…

「石油資源開発(JAPEX)」訪問

先日「国際資源・エネルギー学生会議」のメンバーと一緒に日本国内の石油・天然ガス開発を語る上で欠かせないプレーヤーである「石油資源開発(JAPEX)」のオフィスを訪問して技術者から話を聞く機会があった。今回話を聞くにあたって1)石油の上流部門に対す…

「福島復興再エネツアー」2日目

6月27日から28日にかけて福島県主催の「福島復興再エネツアー」に参加してきた。 今日は2日目に訪問した場所についてレポートしたい。まず訪問したのは、いわき市と田村町にまたがる「滝根小白井ウィンドファーム」だ、 この風力発電所は、豊田通商と東京電…

コロンビア大学教授に学ぶ「持続可能な開発」の3つの構成要素

しばらく前にブログのタイトルを「サステナビリティの時代」に変更した。由来は同名の私が現在受講しているMOOC(無料で大学の講座が受けられるサービス)のタイトル(The Age of Sustainable Development:https://class.coursera.org/susdev-002)である。企…

【書評】『人間不平等起源論』

久々の書評。最近は「地球単位での経済的不平等」およびそこから引き起こされる「エネルギー貧困」に興味があるのでこの本を再読してみた。 国際経済・開発経済学の世界では、なぜ豊かになれる国となれない国があるのかについて諸説が戦わされてきた歴史があ…

日本最大級の太陽光発電展示会「PVJapan2014」

7月30日から8月1日にかけて東京ビッグサイトで行われていた「PVJapan2014」に8月1日に行ってきた。 国内最大の業界イベントだけあって、有名でない会社も多く見ることが出来た。そのような会社は裁量権のない私のような者であっても丁重に対応してくれた。日…

「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」第2回会合

12日の土曜日に「多摩循環型エネルギー協会次世代リーダー育成プログラム」の第2回会合に参加してきた。 「(再生可能エネルギーに)自信を持たせたい」 まず「自然エネルギー財団」の古山さんの「自然エネルギーの盛り上げ方を考える」と題したプレゼンテー…

「川崎天然ガス火力発電所」訪問

少々前のことになるが、昨年6月に「川崎天然ガス火力発電所」を訪問した際のことについて書く。 http://www.kngg.co.jp/「川崎天然ガス火力発電所」は天然ガスを用いた「コンバインドサイクル発電」である。 入り組んだ配管とキャットウォーク。巨大施設はそ…

BOPビジネスにおける多国籍企業の強み

BOPビジネスにおいて多国籍企業はどの地域にも同じ戦略を適用し多様なニーズや価値に気付けない傾向にあり、不利なのではないかというイメージを持っていた。しかし、「未来をつくる資本主義(原題:'Capitalism at the Crossroads')」の著者で、BOPビジネス…

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