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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

我が家の電気を新電力に変えて2カ月。

2か月前に我が家(4人家族・戸建)の契約電力会社を「東京電力」から「looop」に切り替えた。2016年4月に電力小売りが全面自由化されたことは知っているものの、電力会社を切り替えていない人も少なくないのではないだろうか。今日はまだ電力会社を切り替…

再エネ業界のオピニオン・リーダーのインタビュー

先日「ベースロード電源」に固執するリスクを指摘した記事を書いた。flatenergy.hatenablog.comこれと同様の意見を、再エネ業界のオピニオン・リーダーの一人である飯田哲也氏が述べているインタビューが発表されたので、紹介したい。http://kokocara.pal-sy…

発想の転換を迫られる「ベースロード電源」という虚構

欧州の動向を見ると、日本の電力供給は根本的な発想の転換を迫られていることが理解出来る。私が話をしたり、著作を読んだ日本のエネルギー専門家の多くは、「変動型再生可能エネルギー(風力発電、太陽光発電)の大規模導入には、バックアップ電源が必要で…

【ディスカッション・ペーパー】日本も優先給電を導入すべきだ。

再生可能エネルギー普及を優先するならば、優先給電はFIT(再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)と並ぶ重要政策である。優先給電とは、再生可能エネルギーで発電した電力を優先して系統に取り入れることである。日本では、その原則が徹底されておらず…

『夢で語るな 日本のエネルギー』を批判する(その2)。

今日も「夢で語るな 日本のエネルギー」の批判をしていきたい。 原子力事業への評価の前提 鈴木氏は「原発問題の根本は恐怖からきている(p69)」という。しかしこの本の出版から5年経ち、原発業界を悩ませているのは人々の恐怖心ではなく、原発は割に合わ…

【気になるニュース】スウェーデンが再生可能エネルギー100%社会への移行を表明

イギリスのインディペンデント紙によれば、スウェーデンが2040年に再生可能エネルギーで100%のエネルギーを賄うことを表明した。ちなみに日本では福島県が全く同様に、2040年までに再生可能エネルギーでエネルギーを100%賄う目標を表明している。現在スウェ…

銀行選びの新たな基準を提示する"My Bank, My Future"キャンペーン

読者諸兄は、どこの金融機関に口座を持っているだろうか。私が出入りしている気候変動対策NPOの"350.org"の日本支部が、キャンペーンのwebサイトを発表したので、紹介したい。http://mybankmyfuture.org/"My Bank, My future"キャンペーンは「口座を変えると…

「電力自由化に関する意識」調査

読者諸兄は既に電力会社を切り替えただろうか?4月に始まった電力小売り全面自由化。現在低圧で電力会社を切り替えた人は8月時点で2.2%、東京電力管内では3.9%だそうだ。 切り替えた人たちは、ちょうど「イノベーター理論」でいうイノベーターだ。我が家も…

途上国のエネルギー開発における再生可能エネルギーの位置づけ

久々の更新になってしまった。 今日は途上国のエネルギー開発について少し書きたい。先日某総合電機メーカーの役員の講演を聴く機会があった。 そのメーカーは地熱発電のシステム製造事業を長年世界で展開しており、小規模なものも開発するなど、途上国が導…

分散型再生可能エネルギー普及の5つの利点

分散型再生可能エネルギーの普及を目指すプラットフォームである「パワー・フォー・オール」が、分散型再生可能エネルギー普及の利点を5つにまとめている。 10億トンの二酸化炭素と大気汚染物質を排出しないで済む。 2030年まで、分散型再生可能エネルギー…

ドイツのエネルギー改革を日本にあてはめる。

在独ジャーナリストの村上敦氏が代表をつとめる団体が、レポートを発表したので紹介したい。http://www.club-vauban.net/2015/10/06/2050%E5%B9%B4-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E…

視察に行きたい! 地域エネルギー事業の取り組みを3つ集めてみた。

今日はエネルギーに関心のある人なら、ぜひ視察に行きたいであろう、地域エネルギー事業を紹介していく。 まずは岩手県の葛巻町だ。葛巻町は、私が再三唱えている「エネルギー自立(地域内のエネルギー需要を全て、地域内のエネルギーで賄うこと)」を既に達…

「自然エネルギー財団」の求人紹介

起業家の孫正義が出資してつくられた「自然エネルギー財団」という組織がある。 再生可能エネルギーに関わる政策提言を行っている。ここが研究員を募集しているので、紹介したい。http://www.renewable-ei.org/info/recruit.php 了

エネルギー実務家との討論

先日エネルギー畑で仕事をしてきた方の話を聴く機会があった。彼は私と見解が異なるので、質疑応答でやりあった。 彼の見解では、「脱原発は時間がかかるし、ベースロード電源として、石炭火力発電が必要」とのことだった。私の見解は、「気候変動対策を考え…

日本のエネルギー政策をめぐる全国紙の報道の問題点

本記事では日本のエネルギー政策をめぐる日本の全国紙による国際報道の問題点について取り上げる。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故以降、新聞のエネルギー政策への注目度も上がったように見受けられる。しかしそれらの報道の中には、当然含ま…

【ディスカッション・ペーパー】デカップリング――エネルギー必要神話の終焉

人間の豊かな生活に寄与する経済成長。その経済成長には、エネルギー使用量の伸びが欠かせないと考えられてきた。実際一人当たりGDPが12000ドル以下の場合、電力使用量と経済成長の間には有意な相関関係があるという研究結果がある。しかし私たちは異なる世…

【気になるニュース】夢物語が現実に?! ポルトガルが4日間再エネ100%での電力供給を達成

http://www.independent.co.uk/news/world/europe/portugal-runs-entirely-on-renewable-energy-for-four-consecutive-days-a7035561.html気候変動対策を訴える団体がしばしば使うフレーズが「再エネ100%(での電力供給)」だ。筆者も(いくら平滑化の効果が…

再生可能エネルギー由来の電力事業を応援するには?

政府は再生可能エネルギーの導入目標を、2030年に22~24%としている。個人的には30%まで持っていくことも可能だと考えている。 過去にこのような記事も書いた。 flatenergy.hatenablog.com 今日は首都圏に住む人が、再生可能エネルギー由来の電力を金銭的に応…

電気の産地を気にする時代の到来?!

食品の産地を気にするように、電気の作られ方を気にする時代が来る? 4月からの低圧向けの電力自由化について、さかんに報道が流れている。しかし焦点は価格が下がるかどうかに当てられ、再生可能エネルギー由来の電力を支持する方法として、電力自由化を語…

【気になるニュース】全国に広がる? 自治体が運営する地域電力会社

「エネルギーの地産地消で町が変わる、自治体が電力の小売に乗り出す」http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1601/13/news019.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook 最近気になったニュースがこれだ。 地域のエネルギー資源を活用して、地…

「パワーシフト・キャンペーン」の紹介

今年の4月から小規模事業所や家庭向けの低圧の電力自由化が始まる。それに向けて「一般電気事業者(東京電力・関西電力など)」以外の様々な会社が、サービスを準備している。東京新聞が実施した世論調査によれば、首都圏住民の6割の人が東京電力からの切…

【書評】『大転換――新しいエネルギー経済のかたち』

エネルギィ移行(energy transition)が数十年以内に進むかどうかは、大変意見の分かれるテーマだ。 シュミルなどは、過去の経験を踏まえてエネルギィ移行には数世代かかるという意見を唱えている。flatenergy.hatenablog.com本書の著者は逆で、気候変動対策…

21世紀のエネルギィ・セキュリティ

20世紀のエネルギィ・セキュリティの肝はエネルギィ供給源の多様化だった。エネルギィ自給率が1割に満たない日本においては、現在もそうである。外国(県外・州外)から輸入される化石燃料に依存している国や自治体は、供給源を多様化することによって、供給…

「金より命」は響かない――反原発派が提示すべき代替案を提案する

反原発派がいまだに主張している「金より命」が大事だから、原発を止めるべきという主張がある。実際先日訪れた国会議事堂前の反原発デモでも、主張している人がいた。彼らの主張に沿えば、原発稼働を主張する人は「作業員の被曝・被爆による被害や、事故時…

【書評】『キロワットアワー・イズ・マネー』

この本は都市化・高齢化の進展に従って衰退する日本のほとんどの地方自治体とその住民に向けて書かれた本だ。著者は市民出資をてこにした地域の「エネルギィ自立」が進むドイツ在住のジャーナリスト。著者が提唱する地域課題の解決策は、地域外に流出し地域…

竹村真一の講演を聞いて

試験もあってだいぶ久々の更新になってしまった。脱石油・脱原発は経済合理的だと主張している竹村真一氏の講演を聴く機会があった。中国で既に原子力発電の年間発電量に風力発電の年間発電量が追いついた事例を証左にして、エネルギィ自立と気候変動対策を…

「新エネルギー」という概念のおかしさ

再生可能エネルギーに似た概念に「新エネルギー」という概念がある。「社会人」に似た日本独特の概念(英語ではalternative energy:代替エネルギーがこれに近い)で、1997年に制定された「新エネルギーの利用等の促進に関する特別措置法」通称「新エネルギー…

「福島県再生可能エネルギー普及アイデアコンテスト」授賞式で感じた自分に足りないもの

6月28日に「第2回福島県再生可能エネルギー普及アイデアコンテスト」授賞式に参加してきた。 このコンテストには私も応募していて授賞を逃した。その要因を探るために受賞者のプレゼンテーションを聞きながら、私が落選した理由を考えた。その中で感じたのは…

東京電力社員が言っていたこと、朝日新聞社員が言っていたこと

先週末の「福島復興再エネツアー」に参加した際に「やはりそう思っているのか」と思うことを彼らが言っていたので、共有したい。ツアーの1日目に東京電力社員のお話を聞く機会があった。その際の資料によれば。東日本大震災のような震源同士が連動して起こる…

【ノート】政府のエネルギー(電源)・ミックス目標で最低限評価すべきこと

今日は2030年に再生可能エネルギーを電源の22から24%にする政府の目標について簡単な感想を述べたい。いくら「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が3.11前から準備されたものだったとはいえ、3.11前はここまで再生可能エネルギーが重視されることなど考…

「福島復興再エネツアー」2日目

6月27日から28日にかけて福島県主催の「福島復興再エネツアー」に参加してきた。 今日は2日目に訪問した場所についてレポートしたい。まず訪問したのは、いわき市と田村町にまたがる「滝根小白井ウィンドファーム」だ、 この風力発電所は、豊田通商と東京電…

「福島復興再エネツアー」1日目

6月27日から28日にかけて福島県主催の「福島復興再エネツアー」に参加してきた。 福島県は、2040年までにエネルギー需要を再エネで100%賄うという目標を掲げている。特に再生可能エネルギィに注力している県だ。その福島県で行われている取り組みを以下に紹…

【気になるニュース】経済成長とCO2排出のデカップリングに成功

ノートPCがwifiにつながらなくなったこともあって、久々の更新になってしまった。今日は重要なプレスリリースを見つけたので、紹介する。 「自然エネルギー世界白書2015」のプレスリリースだ。この中で重要なのは、2014年は世界経済がGDP成長したにも関わら…

【書評】『脱原発を決めたドイツの挑戦』

ドイツ政府は3つの明確の将来目標を表明している。それらは以下の3つだ。 1)二酸化炭素の排出量を、2050年までに80%減らす。 2)電力に占める再生可能エネルギーの比率を、2050年までに80%にする。 3)原子力発電所を2022年にすべて閉鎖する。 いずれも極め…

【書評】『再生可能エネルギーの真実』

本書の有用性は、他の書籍ではあまり取り上げられない洋上風力発電や波力発電、潮流発電に紙幅を割いている点である。全く知らなかったことも多く、大変参考になった。著者の主張はエネルギー全体の中での再生可能エネルギーと再生可能エネルギー内でのポー…

【書評】『欧州のエネルギー自立地域』

本書では欧州各国の自治体によるエネルギー自立への取り組みが豊富に紹介されている。 「エネルギー自立」とは、ある地域内でのエネルギー需要を地域外のエネルギー源に頼らずに地域内でのエネルギー供給で賄うことである。これを達成するには方法は二つしか…

市民エネルギー事業の意義

それは大企業への富の集中を防ぐことにある。新聞に取り上げられていた秋田で風力発電に取り組む人と、世話になっている市民エネルギー事業を運営している人が同じことを言っていた。現在ほとんどの自治体では、地域内でエネルギーとお金の循環はなく、灯油…

「事業構想」購入

「事業構想」3月号は地域エネルギー会社特集。今から読んで感想を書きます!

【書評】『再生可能エネルギーの社会化――社会的受容性から問いなおす』

今日紹介するのは昨年12月に出版されたばかりの本だ。再生可能エネルギーには地球温暖化への対応や国産エネルギーの開発という期待や、地域の未利用資源の活用という期待が寄せられている。本書はそんな再生可能エネルギーを普及させていくことが現実的な選…

地域に根を張って生きる人はかっこいい

私は現在「多摩循環型エネルギー協会」と「八王子協同エネルギー」という二つの市民エネルギー事業を担う団体に関わっている。その中でつくづく感じることは、分散型の再生可能エネルギーを普及させるためには、地域活動に関わらざるをえないことだ。両者は…

【気になるニュース】メガソーラーの収益を地域に還元、自治体と電力会社が手を結ぶ

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1412/09/news011.htmlこのような先例があることは、東京電力管内でも自治体の積極的な再生可能エネルギー政策を促すことにつながるだろう。 了

【イベントのお知らせ】「自然エネルギーは地域のもの パート2 ~地域からエネルギーの未来を創る 3年目の検証~」

今日は世話になっている先生が開催にたずさわっているイベントのお知らせ。対象は「再生可能エネルギーを地域の活性化に役立てようとするすべての方」とのこと。以下のリンクより申し込みができる。 http://www.waseda.jp/prj-sfsabi/ecoric/ecoricsympo.html…

八王子に市民発電所があるらしい。

私は東京都八王子市在住なのだが、恥ずかしながらつい最近八王子市にも市民発電所に取り組んでいる団体があるのを知った。 八王子協同エネルギー http://8ene.org/about/ 再生可能エネルギーおよび市民発電所が以前からの興味分野なので、この団体に連絡を取…

【動画紹介】「東北の森をエネルギーと地域の自立のために」

先日、日本経済新聞に載った自分のエッセイ(詳しくはhttp://flatenergy.hatenablog.com/entry/2014/09/29/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E6%97%A5%E7%B5%8C%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%81%AB%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%81%8C%E6%…

【気になるニュース】東北・九州電力など5社が再生可能エネルギー受け入れ一時停止

これが東京・関西電力まで波及すると、たまでんを含む市民発電所への影響も大きいな。http://www.asahi.com/articles/ASG9Z5F5QG9ZULFA02L.html 了

本日の日経新聞に私のエッセイが掲載されました!

九州電力の再生可能エネルギー受け入れ回答保留の問題でも取り上げようかと思っていたが、記事差し替え。本日の日本経済新聞の未来面35ページ、もしくは未来面の電子版( 地球と共存するために、今やるべきことは 学生からの提案 小林喜光・三菱ケミカルホー…

【ノート】宝塚市再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例

今日は再生可能エネルギーに関わる自治体の取り組みの話。 兵庫県宝塚市では「再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例(https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/sub_file/01040500000000-kihonjyorei-jyoreiankaisetsu.pdf)」において、再生可能エ…

【書評】『自然エネルギーQ&A』

本書は孫正義氏の肝いりで創られたシンクタンク「自然エネルギー財団」が、一般人向けにつくった再生可能エネルギーに対する疑問への回答をまとめた本だ。再生可能エネルギーについて短い時間で概要を知りたい方にオススメできる。 500円(税抜き)と安価な…

無料で再生可能エネルギーの情報を得よう!

日本語で無料でインターネットで読める資料をまとめました。 【基本情報を知りたい!】 資源エネルギー庁「なっとく! 再生可能エネルギー」 http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/ まずは国による紹介サイトで基本を抑えましょう。…

【気になるニュース】ドイツの「再生可能エネルギー法」の改正

日本の再生可能エネルギーの普及にあたって、人口規模や裾野の広い製造業を持つ経済構造や再生可能エネルギーの普及度合いを考慮すると、やはりドイツの事例は勉強しておくべきだろうと以前から考えていた。 そんなところにちょうど以下のニュースを見つけた…

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