一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

再生可能エネルギー

エネルギー自給のメリット・デメリットを思いつく限り挙げてみた。

【目次】 デメリット1:既存のインフラが無駄になる。 デメリット2:化石燃料産業従事者が失職する。 デメリット3:代替のインフラを考案・構築しなければならなくなる。 メリット1:地域外・海外への富の流出がなくなる。 メリット2:供給途絶リスクが…

福島県主催「再エネツアー」

以前お世話になった福島県職員の方から、ツアーの案内を頂いた。 詳しくは以下のリンクを参照して欲しい。http://f-reenergy.org/2017/06/27/【83-84-開催】福島県再エネスタディツアー参加者/福島県は2040年にエネルギー需要の100%を、再生可能エネルギー…

規定路線となる日本の再生可能エネルギー普及

経済産業省が2015年7月に発表した「長期エネルギー需給見通し」では、再生可能エネルギーは「最大限の導入拡大」を図ることが明記された。2015年の電源構成に占める再生可能エネルギーの比率は、14.5%である。2030年の電源構成では、再生可能エネルギーを22…

日本も「シャロー方式」を導入せよ。

新たに開発された再生可能エネルギーの系統連係の方式には、「ディープ」方式と「シャロー」方式がある。系統とは、電力網のことを指す。前者は発電事業者が系統連係にかかる費用を負担する仕組みで、後者は系統運用者が負担する仕組みだ。日本では、「ディ…

「仮想発電所(VPP)」の可能性

最近、「仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)」について調べている。 「仮想発電所」とは、複数の分散型発電・蓄電設備を情報通信技術によって制御し、複数の設備を一つの発電所の様にみなして、電力を運用する概念である。発電事業者のみならず、家庭の…

エネルギーの地産地消という課題に立ち向かう地方自治体

エネルギーの地産地消は、聞こえの良い題目である。エネルギー利用は大きく分けて、動力、熱利用、電力がある。 送ることが難しい熱利用は、地産地消に向いている。しかし電力は需要が小さくて広域運用が出来ない場合、平滑化(ならし)が難しく、わずかな需…

【気になるニュース】三つのエネルギー・ニュース

今日はエネルギー関連で、最近発表された気になっているニュースを紹介する。 まずは研究開発関連のニュースだ。 電気自動車の革新? 世界初、走る電気自動車へワイヤレス給電に成功 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1704/07/news034.html企業…

【書評】「再生可能エネルギー政策の国際比較」

この本は、日本と世界の再生可能エネルギー政策を日本語で知るための、最新の専門書である。系統運用について詳しい京都大学の安田陽氏や、再生可能エネルギーの経済分析について詳しい山家公雄氏などが執筆に当たっている。欧米の政策の動向を見ていると、…

【書評】「再生可能エネルギーの政治経済学」

「原発のコスト」などの著書がある立命館大学の大島先生の著作だ。基本的に彼の立場は「原発は政府が言うように安い訳ではない」という結論である。様々な文献や海外の事例にあたりながら、日本政府の政策を批判していく手際は、読んでいて痛快だ。3.11前の…

そもそもなぜエネルギー・シフトが必要なのか。

エネルギー・シフトとは、特に電力について、現状の火力・原子力中心の運用から、省エネと再エネ普及によって、再エネ中心の運用に転換することを意味する。 以下の図が解りやすい。 環境エネルギー政策研究所(ISEP)資料その利点は三点ある。 分散型国産電…

ドイツの再エネ普及成功の要因

ドイツは世界4位の経済力を持ちながら、電力構成に占める再エネの割合を上げることに成功してきた。2000年には6.6%だった電源に占める再エネ比率は、2015年には30%となっており、「基幹電源」としての役割を果たしていると言って差し支えない。このようなこ…

再生可能エネルギー普及政策の三分類

今日は再生可能エネルギー普及政策について解説していきたい。 再生可能エネルギー普及政策には、大きく分けて三つの分類がある。 固定枠制度(RPS) RPS(renewable portfolio standard)とは、電力事業者に一定量の再生可能エネルギーの導入、もしくは再生可…

我が家の電気を新電力に変えて2カ月。

2か月前に我が家(4人家族・戸建)の契約電力会社を「東京電力」から「looop」に切り替えた。2016年4月に電力小売りが全面自由化されたことは知っているものの、電力会社を切り替えていない人も少なくないのではないだろうか。今日はまだ電力会社を切り替…

再エネ業界のオピニオン・リーダーのインタビュー

先日「ベースロード電源」に固執するリスクを指摘した記事を書いた。flatenergy.hatenablog.comこれと同様の意見を、再エネ業界のオピニオン・リーダーの一人である飯田哲也氏が述べているインタビューが発表されたので、紹介したい。http://kokocara.pal-sy…

発想の転換を迫られる「ベースロード電源」という虚構

欧州の動向を見ると、日本の電力供給は根本的な発想の転換を迫られていることが理解出来る。私が話をしたり、著作を読んだ日本のエネルギー専門家の多くは、「変動型再生可能エネルギー(風力発電、太陽光発電)の大規模導入には、バックアップ電源が必要で…

【ディスカッション・ペーパー】日本も優先給電を導入すべきだ。

再生可能エネルギー普及を優先するならば、優先給電はFIT(再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)と並ぶ重要政策である。優先給電とは、再生可能エネルギーで発電した電力を優先して系統に取り入れることである。日本では、その原則が徹底されておらず…

『夢で語るな 日本のエネルギー』を批判する(その2)。

今日も「夢で語るな 日本のエネルギー」の批判をしていきたい。 原子力事業への評価の前提 鈴木氏は「原発問題の根本は恐怖からきている(p69)」という。しかしこの本の出版から5年経ち、原発業界を悩ませているのは人々の恐怖心ではなく、原発は割に合わ…

【気になるニュース】スウェーデンが再生可能エネルギー100%社会への移行を表明

イギリスのインディペンデント紙によれば、スウェーデンが2040年に再生可能エネルギーで100%のエネルギーを賄うことを表明した。ちなみに日本では福島県が全く同様に、2040年までに再生可能エネルギーでエネルギーを100%賄う目標を表明している。現在スウェ…

銀行選びの新たな基準を提示する"My Bank, My Future"キャンペーン

読者諸兄は、どこの金融機関に口座を持っているだろうか。私が出入りしている気候変動対策NPOの"350.org"の日本支部が、キャンペーンのwebサイトを発表したので、紹介したい。http://mybankmyfuture.org/"My Bank, My future"キャンペーンは「口座を変えると…

「電力自由化に関する意識」調査

読者諸兄は既に電力会社を切り替えただろうか?4月に始まった電力小売り全面自由化。現在低圧で電力会社を切り替えた人は8月時点で2.2%、東京電力管内では3.9%だそうだ。 切り替えた人たちは、ちょうど「イノベーター理論」でいうイノベーターだ。我が家も…

途上国のエネルギー開発における再生可能エネルギーの位置づけ

久々の更新になってしまった。 今日は途上国のエネルギー開発について少し書きたい。先日某総合電機メーカーの役員の講演を聴く機会があった。 そのメーカーは地熱発電のシステム製造事業を長年世界で展開しており、小規模なものも開発するなど、途上国が導…

分散型再生可能エネルギー普及の5つの利点

分散型再生可能エネルギーの普及を目指すプラットフォームである「パワー・フォー・オール」が、分散型再生可能エネルギー普及の利点を5つにまとめている。 10億トンの二酸化炭素と大気汚染物質を排出しないで済む。 2030年まで、分散型再生可能エネルギー…

ドイツのエネルギー改革を日本にあてはめる。

在独ジャーナリストの村上敦氏が代表をつとめる団体が、レポートを発表したので紹介したい。http://www.club-vauban.net/2015/10/06/2050%E5%B9%B4-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E…

視察に行きたい! 地域エネルギー事業の取り組みを3つ集めてみた。

今日はエネルギーに関心のある人なら、ぜひ視察に行きたいであろう、地域エネルギー事業を紹介していく。 まずは岩手県の葛巻町だ。葛巻町は、私が再三唱えている「エネルギー自立(地域内のエネルギー需要を全て、地域内のエネルギーで賄うこと)」を既に達…

「自然エネルギー財団」の求人紹介

起業家の孫正義が出資してつくられた「自然エネルギー財団」という組織がある。 再生可能エネルギーに関わる政策提言を行っている。ここが研究員を募集しているので、紹介したい。http://www.renewable-ei.org/info/recruit.php 了

エネルギー実務家との討論

先日エネルギー畑で仕事をしてきた方の話を聴く機会があった。彼は私と見解が異なるので、質疑応答でやりあった。 彼の見解では、「脱原発は時間がかかるし、ベースロード電源として、石炭火力発電が必要」とのことだった。私の見解は、「気候変動対策を考え…

日本のエネルギー政策をめぐる全国紙の報道の問題点

本記事では日本のエネルギー政策をめぐる日本の全国紙による国際報道の問題点について取り上げる。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故以降、新聞のエネルギー政策への注目度も上がったように見受けられる。しかしそれらの報道の中には、当然含ま…

【ディスカッション・ペーパー】デカップリング――エネルギー必要神話の終焉

人間の豊かな生活に寄与する経済成長。その経済成長には、エネルギー使用量の伸びが欠かせないと考えられてきた。実際一人当たりGDPが12000ドル以下の場合、電力使用量と経済成長の間には有意な相関関係があるという研究結果がある。しかし私たちは異なる世…

【気になるニュース】夢物語が現実に?! ポルトガルが4日間再エネ100%での電力供給を達成

http://www.independent.co.uk/news/world/europe/portugal-runs-entirely-on-renewable-energy-for-four-consecutive-days-a7035561.html気候変動対策を訴える団体がしばしば使うフレーズが「再エネ100%(での電力供給)」だ。筆者も(いくら平滑化の効果が…

再生可能エネルギー由来の電力事業を応援するには?

政府は再生可能エネルギーの導入目標を、2030年に22~24%としている。個人的には30%まで持っていくことも可能だと考えている。 過去にこのような記事も書いた。 flatenergy.hatenablog.com 今日は首都圏に住む人が、再生可能エネルギー由来の電力を金銭的に応…

にほんブログ村 環境ブログ エネルギー・資源へ
にほんブログ村 ↑ブログ・ランキング参加中です。 クリックしていただけると嬉しいです。
社会・政治問題 ブログランキングへ サンプル・モニターの口コミ広告ならブロカン