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エネルギーで一身独立

自由・自立・自律と、エネルギー問題を中心にサステナビリティに関する有益な情報を提供するための記事を書いています。

エネルギー自立

エネルギーの地産地消という課題に立ち向かう地方自治体

エネルギーの地産地消は、聞こえの良い題目である。エネルギー利用は大きく分けて、動力、熱利用、電力がある。 送ることが難しい熱利用は、地産地消に向いている。しかし電力は需要が小さくて広域運用が出来ない場合、平滑化(ならし)が難しく、わずかな需…

そもそもなぜエネルギー・シフトが必要なのか。

エネルギー・シフトとは、特に電力について、現状の火力・原子力中心の運用から、省エネと再エネ普及によって、再エネ中心の運用に転換することを意味する。 以下の図が解りやすい。 環境エネルギー政策研究所(ISEP)資料その利点は三点ある。 分散型国産電…

ドイツの再エネ普及成功の要因

ドイツは世界4位の経済力を持ちながら、電力構成に占める再エネの割合を上げることに成功してきた。2000年には6.6%だった電源に占める再エネ比率は、2015年には30%となっており、「基幹電源」としての役割を果たしていると言って差し支えない。このようなこ…

再エネ業界のオピニオン・リーダーのインタビュー

先日「ベースロード電源」に固執するリスクを指摘した記事を書いた。flatenergy.hatenablog.comこれと同様の意見を、再エネ業界のオピニオン・リーダーの一人である飯田哲也氏が述べているインタビューが発表されたので、紹介したい。http://kokocara.pal-sy…

ドイツのエネルギー改革を日本にあてはめる。

在独ジャーナリストの村上敦氏が代表をつとめる団体が、レポートを発表したので紹介したい。http://www.club-vauban.net/2015/10/06/2050%E5%B9%B4-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E…

再び「アゴラ」に記事が掲載!

1週間ぶりの更新となってしまった。以前記事を掲載してもらったネット論壇サイト「アゴラ」に再び記事を掲載してもらった。 今回はしかも何と同時に二本だ。一本目は日本の地方の問題に対して、エネルギーの観点から提案を行った記事である。 http://agora-…

視察に行きたい! 地域エネルギー事業の取り組みを3つ集めてみた。

今日はエネルギーに関心のある人なら、ぜひ視察に行きたいであろう、地域エネルギー事業を紹介していく。 まずは岩手県の葛巻町だ。葛巻町は、私が再三唱えている「エネルギー自立(地域内のエネルギー需要を全て、地域内のエネルギーで賄うこと)」を既に達…

【八王子協同エネルギー】「はちエネ」の電気、一般販売開始

私が出入りしている「八王子協同エネルギー(通称:はちエネ)」の電気が、一般向けの販売を開始したので、報告したい。この販売は、「はちエネ」の電気をいったんPPS(小規模の電力会社)である「みんな電力」に販売し「みんな電力」が需要家に販売するとい…

【気になるニュース】夢物語が現実に?! ポルトガルが4日間再エネ100%での電力供給を達成

http://www.independent.co.uk/news/world/europe/portugal-runs-entirely-on-renewable-energy-for-four-consecutive-days-a7035561.html気候変動対策を訴える団体がしばしば使うフレーズが「再エネ100%(での電力供給)」だ。筆者も(いくら平滑化の効果が…

【イベントのお知らせ】【3月19日(土)】「かあさん牛のヨーグルト工房発電所」お披露目パーティ

私が出入りしている「八王子協同エネルギー(通称「はちエネ」)」が3番目となる新しい発電所のお披露目パーティを行う。八王子協同エネルギーの主要事業は、市民ソーラー事業というものだ。顔の見える関係の市民を中心に、市民から浅く広く資金を集め、太…

電気の産地を気にする時代の到来?!

食品の産地を気にするように、電気の作られ方を気にする時代が来る? 4月からの低圧向けの電力自由化について、さかんに報道が流れている。しかし焦点は価格が下がるかどうかに当てられ、再生可能エネルギー由来の電力を支持する方法として、電力自由化を語…

【気になるニュース】全国に広がる? 自治体が運営する地域電力会社

「エネルギーの地産地消で町が変わる、自治体が電力の小売に乗り出す」http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1601/13/news019.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook 最近気になったニュースがこれだ。 地域のエネルギー資源を活用して、地…

「パワーシフト・キャンペーン」の紹介

今年の4月から小規模事業所や家庭向けの低圧の電力自由化が始まる。それに向けて「一般電気事業者(東京電力・関西電力など)」以外の様々な会社が、サービスを準備している。東京新聞が実施した世論調査によれば、首都圏住民の6割の人が東京電力からの切…

【書評】『希望の国のエクソダス』

久々に小説を読了した。小説を読むときの、読み終わりのキワにいつも寂寥感に襲われるのはなぜだろう? 物語が終わってほしくないという未練がましい感情の現れなのだろうか。 この小説に、私がかねてより主張している北海道移住(遷都)案が載っていて驚い…

21世紀のエネルギィ・セキュリティ

20世紀のエネルギィ・セキュリティの肝はエネルギィ供給源の多様化だった。エネルギィ自給率が1割に満たない日本においては、現在もそうである。外国(県外・州外)から輸入される化石燃料に依存している国や自治体は、供給源を多様化することによって、供給…

日本にはないのか? 気候変動・エネルギィ問題に取り組む都市・自治体を表彰する賞

欧州には「持続可能な都市賞」というものがあるらしい。日本にも気候変動・エネルギィ問題に取り組む都市・自治体を表彰する動きがあってもいいはずだが、どうやら存在しないらしい。地球温暖化に関わる「環境大臣表彰(http://www.zenkoku-net.org/env_mini…

いつか訪れてみたい岩手県葛巻町

「エネルギィ自立」を達成した自治体としてよく例に挙げられるのが、岩手県にある葛巻町だ。調べた限りの情報では、酪農の町であり高原を吹き渡る風を風力発電に、家畜のふん尿をバイオガスとして熱源と発電に利用しているという。千葉大学倉阪研究室と永続…

【書評】『キロワットアワー・イズ・マネー』

この本は都市化・高齢化の進展に従って衰退する日本のほとんどの地方自治体とその住民に向けて書かれた本だ。著者は市民出資をてこにした地域の「エネルギィ自立」が進むドイツ在住のジャーナリスト。著者が提唱する地域課題の解決策は、地域外に流出し地域…

竹村真一の講演を聞いて

試験もあってだいぶ久々の更新になってしまった。脱石油・脱原発は経済合理的だと主張している竹村真一氏の講演を聴く機会があった。中国で既に原子力発電の年間発電量に風力発電の年間発電量が追いついた事例を証左にして、エネルギィ自立と気候変動対策を…

「福島復興再エネツアー」2日目

6月27日から28日にかけて福島県主催の「福島復興再エネツアー」に参加してきた。 今日は2日目に訪問した場所についてレポートしたい。まず訪問したのは、いわき市と田村町にまたがる「滝根小白井ウィンドファーム」だ、 この風力発電所は、豊田通商と東京電…

「福島復興再エネツアー」1日目

6月27日から28日にかけて福島県主催の「福島復興再エネツアー」に参加してきた。 福島県は、2040年までにエネルギー需要を再エネで100%賄うという目標を掲げている。特に再生可能エネルギィに注力している県だ。その福島県で行われている取り組みを以下に紹…

【書評】『脱原発を決めたドイツの挑戦』

ドイツ政府は3つの明確の将来目標を表明している。それらは以下の3つだ。 1)二酸化炭素の排出量を、2050年までに80%減らす。 2)電力に占める再生可能エネルギーの比率を、2050年までに80%にする。 3)原子力発電所を2022年にすべて閉鎖する。 いずれも極め…

【気になるニュース】日本初!? 地域熱供給事業が進む岩手県紫波町

以前講演を聴いたことがあるノンフィクション・ライターの高橋真樹さんの記事。 ドイツでは広く普及している地域熱供給事業の取り組み。http://hbol.jp/32076 了

【書評】『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました』

ユーグレナという会社が何を目指しているかは、既にまとめているので別記事を参照して欲しい。flatenergy.hatenablog.comこの本を読んで感じたことの一つにエネルギー・リテラシーの問題がある。エネルギー技術に関わるリテラシーにおいて、欠かせない要素の…

【書評】『欧州のエネルギー自立地域』

本書では欧州各国の自治体によるエネルギー自立への取り組みが豊富に紹介されている。 「エネルギー自立」とは、ある地域内でのエネルギー需要を地域外のエネルギー源に頼らずに地域内でのエネルギー供給で賄うことである。これを達成するには方法は二つしか…

市民エネルギー事業の意義

それは大企業への富の集中を防ぐことにある。新聞に取り上げられていた秋田で風力発電に取り組む人と、世話になっている市民エネルギー事業を運営している人が同じことを言っていた。現在ほとんどの自治体では、地域内でエネルギーとお金の循環はなく、灯油…

「里山の伝道師」に会ってきた。

三重県の「赤目の森」は、市民が共同出資してトラストという形で購入した森だ。この森に、小規模のペレット製造機を利用している人がいると聞いて、導入を検討している「八王子協同エネルギー」の仲間と共に訪ねた。「赤目の森」の里山保全は、ゴルフ場計画…

【書評】『事業構想』3月号「地域エネルギー会社設立」

この特集を読んで改めて感じたのは、分散型再生可能エネルギー開発における既存の産業の担い手との連携の重要性だ。例えば群馬県でソーラー・シェアリングに取り組む「ファームドゥ」は、耕作放棄地となっている農家の収入向上に貢献する事業を展開し、農業…

「事業構想」購入

「事業構想」3月号は地域エネルギー会社特集。今から読んで感想を書きます!

世界初! ミドリムシの大量培養に成功した「ユーグレナ」の3つの驚くべき取り組み

以前から気になっていた企業が、テレビで特集されていたので視聴してみた。 「ミドリムシ」を活用したビジネスを展開している「ユーグレナ」という企業だ。そのユーグレナが主に取り組んでいるのは、以下の3点だという。 食料供給 すでに実用化されていて、…

【気になるニュース】「再生バッテリーで被災地支援を」

久々のニュース記事。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141104/k10015915111000.htmlバッテリーを再利用できることを初めて知った。 記事中に出てくるような太陽光発電と蓄電池(バッテリー)の組み合わせは、太陽光発電の普及を図る上で欠かせない役割を…

【動画紹介】「東北の森をエネルギーと地域の自立のために」

先日、日本経済新聞に載った自分のエッセイ(詳しくはhttp://flatenergy.hatenablog.com/entry/2014/09/29/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E6%97%A5%E7%B5%8C%E6%96%B0%E8%81%9E%E3%81%AB%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%81%8C%E6%…

本日の日経新聞に私のエッセイが掲載されました!

九州電力の再生可能エネルギー受け入れ回答保留の問題でも取り上げようかと思っていたが、記事差し替え。本日の日本経済新聞の未来面35ページ、もしくは未来面の電子版( 地球と共存するために、今やるべきことは 学生からの提案 小林喜光・三菱ケミカルホー…

【第1回インタビュー】「環境配慮型美容師・和食雅子さん」

今回の記事はインタビュー企画。記念すべき第一回で取り上げるのは「自然との調和」と「美容師」という異色の組み合わせを実践している「環境配慮型美容師」の和食雅子(わじきまさこ)さんだ。 初めてお会いして名刺を頂いた時からその異色の組み合わせが強…

【ノート】宝塚市再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例

今日は再生可能エネルギーに関わる自治体の取り組みの話。 兵庫県宝塚市では「再生可能エネルギーの利用の推進に関する基本条例(https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/sub_file/01040500000000-kihonjyorei-jyoreiankaisetsu.pdf)」において、再生可能エ…

【書評】『コミュニティ発電所――原発なくてもいいかもよ?』

以前一読した本だが、現在私が関わっている事業に直接関わる本なので再読してみた。3.11の原発事故以後、地域に根ざした再生可能エネルギー事業の取り組みが注目されるようになった。本書はそのような地域での再生可能エネルギー事業に取り組む上での心構え…

【書評】『自治体のエネルギー戦略――アメリカと東京』

気候変動対策の主体と言えば、まず国家を想起される方が多いだろう。本書は地方自治体の気候変動対策実現の過程をまとめた本である。 特に後半の東京編は、筆者が東京都職員ということもあってルポルタージュのようだった。政策実現に必要な力を四つ挙げ、他…

【ディスカッション・ペーパー】僻地で活かす太陽光発電

【意義】 本項では太陽光発電がどのような場面で活かされるか紹介したい。 エネルギー利用を議論する際には、エネルギー源ごとの向き不向きを考慮しなければならない。エネルギー源ごとの特性の違いを考慮しながらの役割分担が、エネルギー利用には必要だ。 …

【書評】『TOKYO 0円ハウス0円生活』

著者は大学在学時から路上生活者の家に魅せられ調査を行なってきたという。著者が調査している都会の「ホームレス」の「家」は、とても機能的だ。 狭い場所ごとに生活の場としての役割が狭い空間の各所に与えられている。 そこには「狭苦しい」家と「陰気な…

【ディスカッション・ペーパー】自然エネルギーの地域主権化(天然資源の恒久主権決議を手本に)

長野県飯田市が4月1日より施行した条例には「地域環境権」なるものが明記されている。 【参考】 飯田市再生可能エネルギーの導入による持続可能な地域づくりに関する条例原案http//www.city.iida.lg.jp/iidasypher/open_imgs/info/0000000212_0000018755.pdf…

【映画評】『ミツバチの羽音と地球の回転』

浮ついたところがない。地に足が着いている。それらが鑑賞後最初の感想だった。 どのようにしたら、市民生活と摩擦を起こさずにエネルギー供給を確保できるのか。 その一つの問いに製作者が丹念に向き合っていることが視聴者に伝わってくるからこそ、このよ…

【映画評】『シェーナウの想い』

「シェーナウの想い(Schönauer Gefühl)」は、ドイツの片田舎の住民がチェルノブイリ原子力発電所事故をきっかけに原子力フリーの電力供給のために奔走する過程を追ったドキュメンタリィだ。 一般市民が電力会社や州政府との交渉等の課題をクリアし地域電力会…

【書評】『電力改革』

筆者は「日本電力産業発展のダイナミズム」などの著書がある電力・エネルギー産業の研究者。経済産業省「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」委員を務めていた。 筆者は基本的な認識として、ビジネスモデルの歴史的大転換が必要と訴えている。そのため…

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