一身独立

多動性を発揮し、「21世紀の百姓」を目指す27歳元エリートのブログ。

エネルギー自給のメリット・デメリットを思いつく限り挙げてみた。

【目次】 デメリット1:既存のインフラが無駄になる。 デメリット2:化石燃料産業従事者が失職する。 デメリット3:代替のインフラを考案・構築しなければならなくなる。 メリット1:地域外・海外への富の流出がなくなる。 メリット2:供給途絶リスクが…

自然変動型再エネ普及に付随する火力発電の稼働率低下

再生可能エネルギーの普及政策には様々な手法がある。そのうちの一つに「FIT(固定化価格買い取り制度)」を機能させるために不可欠な「優先給電」がある。「優先給電」とは、再生可能エネルギーによって発電された電力を、他の電源より優先して電力系統に供…

「炭素予算」と「放射性廃棄物予算」

「炭素予算」とは、世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて2℃/1.5℃未満に抑えるために、排出することの出来る炭素の量である。 あと1兆トンしか…… ポツダム気候影響研究所の調査は、気温上昇が 2℃を超える確率を 20%に抑えるには、2000 年から 2050 年まで…

若者の挑戦を妨げ、学業を阻害する「新卒一括採用」という因習

「新卒一括採用」は、「新卒で入った社員を自社の社風に染めることができる」「新卒は皆同期なので、連帯感やライバル意識を高められる」などのメリットがあり、日本企業に伝統的に用いられてきた。しかし今やそのデメリットが目立ってきている。一つ目は年…

紛争、抑圧、環境破壊を招く日本人の生活

現代社会で豊かな生活を送ることは、種々の犠牲の上に成り立っている。ある意味ではとても罪深いことだ。何故ならそのような生活に必要な資源が、様々な不正によって供給されているためだ。特に宝石やレアメタル、エネルギー資源を購入する費用は、武装勢力…

日本の恥を晒す「国際協力銀行(JBIC)」

読者の方々は「国際協力銀行(JBIC)」という組織をご存じだろうか。JBICは株式会社でありながら、日本政府が全額出資している国有企業である。国家的プロジェクトに携わることが出来ることから、就職活動をする学生からの人気も高いようだ。しかしその中に…

最後の安全保障の勉強

先日、大学で行われた講演会を聴いてきた。 大学には国際関係を学びたいと考えて入った。 最初は安全保障に関心を持ち学んだが、次第にエネルギー・気候変動に関心が移っていった。今日の講演会が、最後の安全保障の勉強になるだろう。 そう考えると、何とも…

似非科学を放置する「ネイバーまとめ」の見識を疑う。

先日たまたまネット・サーフィンをしていて、「ネイバーまとめ」のある記事を見つけた。この記事がひどい内容で、憤りを覚えざるを得ないものだった。タイトルは、 「ウソでしょ?「地球温暖化」はいいことだらけだった!」https://matome.naver.jp/odai/214…

どうすれば気候変動に関心を持つ人が増えるか。

気候変動が、関心を持ちにくい性質を持っているのは間違いない。その理由は2点指摘出来る。1点目は、原体験を持つのが難しい点にある。原体験とは、関心を抱くきっかけとなった経験である。特に武力紛争や貧困などの開発アジェンダと比べた場合、被害者の…

「制度」に関する演繹的研究と帰納的研究

今期、「比較経済制度分析」という授業を履修している。これがなかなか面白い。面白いと思える理由の一つは、制度は日本を分析する際にも、世界を分析する際にも有用な概念であるためである。例えば日本企業の制度は、経済学において興味深い研究対象であり…

【食レポ】コンビニで買える油そばの食べ比べ

今日は趣向を変えて、食レポに挑戦したい。私の所属する大学の周辺は、ラーメン・油そばの激戦区で、多くの店が開店と閉店を繰り返している。そんな環境もあって、油そばを好んで食べるようになった。今回はコンビニで購入した2種類の油そばを食べ比べたい。…

【気になるニュース】どうすれば海を守れるか。

今日も授業で読んだエコノミストの記事を紹介していきたい。テーマは「海洋の健康の改善」である。ありていに言えば、どうすれば海洋環境を守れるか、に焦点が置かれている。まず記事では、海洋から人間が受けている恩恵を確認している。人間は牛肉よりも、…

【気になるニュース】データ独占を規制せよ?

今日も授業で読んだイギリスの高級経済誌「エコノミスト」の記事を紹介していきたい。タイトルは「The world`s most valuable resource is no longer oil, but data」である。データを独占し、多額の利益を上げるITの巨人達に、公正取引委員会がどう向き合う…

【気になるニュース】トランプ大統領の経済政策をこきおろす「エコノミスト」

今日もニュース英語の授業で読んだエコノミストの記事を紹介していきたい。15日の朝日新聞でも、トランプ大統領が鉄鋼の関税上昇と、輸入数量制限を行うと明言したことが報道されていた。実施されれば、輸出国の欧州や日中韓に影響する。それにしても、さす…

【気になるニュース】コンピュータへの課税の是非

今日もニュース英語の授業で読んだエコノミストの記事を紹介していきたい。この記事は、「マイクロソフト」創設者のビル・ゲイツの提案への批判記事である。 ゲイツ氏はあるインタヴューで、政府はロボットへの課税を検討すべきだと提案した。彼は急速な自動…

【気になるニュース】アマゾンが独占禁止法に抵触する?

今日はニュース英語の授業で読んだエコノミストの記事を紹介したい。タイトルは「Amazon, the world`s most remarkable firm, is just getting started」である。 多少インターネットを使える人なら、「アマゾン」を利用したことのない人はほとんどいないの…

原貫太講演会@7月22日

私が所属している「コンフロントワールド」の代表の原は、定期的に講演会を開催している。ネタバレは避けたいが、右脳に訴えている感情的なストーリーと、左脳に訴える背景知識を踏まえたエヴィデンスの双方が盛り込まれているので、刺激的な内容に思えるは…

南スーダン難民への緊急支援キャンペーン

私は現在、大学の後輩の原貫太が代表を勤める国際協力団体「コンフロントワールド」に所属している。彼と創業メンバーが掲げた「不条理のない公正な世界」の実現という、ヴィジョンに共感したためだ。正直に言うと、模擬国連をやっていた頃は、国際協力を行…

【書評】『大卒だって無職になる』

本書の焦点は、大学在学中および大卒の学歴を持つ若者の事例である。現状新卒枠では就職出来そうにないので、身につまされる思いで読み進めていった。筆者は、若者が自立して働き続けられるよう支援するNPO「育て上げネット」の理事長である。彼のNPOで支援…

「国際協力」と個人としてのグローバルな義務

私が働いている「コンフロントワールド」は、場合によって「国際協力団体」という枕言葉をつけている。確かに国際協力を行ってはいるのだが、私はこの「国際協力」という言葉があまりしっくりきていない。そもそも国際協力というのなら、先進国の人と先進国…

「気候変動の経済学(スターン・レビュー)」

今日は気候変動に関する意思決定に対して、経済学の観点から提言した「スターン・レヴュー」の要約版を読んだので、紹介したい。本文は600ページ以上ある上に、がっつり経済学的分析をしているので、とてもではないが読めなかった。本報告書は、イギリス政府…

東アジア気候変動リーダーズ・キャンプ

今日は環境NPOからプログラムの案内がまわってきたので、共有したい。 詳しくは以下のリンクを参照して欲しい。http://world.350.org/east-asia/ja_eaclc/?akid=23398.2483095.JDV6Vx&rd=1&t=10&utm_medium=email今年は台湾で行われる。会場となる台中には、…

福島県主催「再エネツアー」

以前お世話になった福島県職員の方から、ツアーの案内を頂いた。 詳しくは以下のリンクを参照して欲しい。http://f-reenergy.org/2017/06/27/【83-84-開催】福島県再エネスタディツアー参加者/福島県は2040年にエネルギー需要の100%を、再生可能エネルギー…

管理職の役割

民間企業ではアルバイトしかしたことのない若年無業者の私だが、学生団体の運営などや、社会人からのアドヴァイスで、マネジメントについて学んだ経験は今に生きている。 今日は私が考える管理職(マネージャー)の役割について書きたい。 書ききれていない…

極地の氷が解けても、海面上昇は起きない。

気候変動の影響に関するよくある誤解の一つに、「暖かくなる→極地の氷が溶ける→海水が増える→海面が上昇する」というものがある。確かに極地の氷は溶けるが、コップに入れた氷が溶けても水の体積は増えないように、海水の体積も増えない。海面上昇をもたらす…

東北で注目を集め始めた風力発電

2010年に環境省が行った日本における風力発電のポテンシャルの1/4は、東北にある。北海道の方がポテンシャルは大きいのだが、当面は需要地である関東に近い東北での開発が、日本における風力発電普及の最重要課題だ。この記事では、秋田・青森・山形の取り組…

別に環境を守りたいとは思っていない件について。

エネルギー問題に取り組んでいると言うと、私のことを「環境を守りたい人」だと思う人がいる。確かにエネルギー問題は、環境問題の一つである。正直に言えば、環境は守りたい人が守れば良いと思う。私が守りたいのは、人権だ。人権は誰が何と言おうと、絶対…

エネルギー供給の将来シナリオ比較

今日はエネルギー供給の将来シナリオを紹介していきたい。複数の機関が、将来シナリオを発表しており、その内容には大きな乖離がある。知って頂くと面白いだろう。最初に紹介する文書は、「日本エネルギー経済研究所」の「アジア/世界エネルギーアウトルック…

日本版「安全保障のディレンマ」

オーストラリアの戦略家ヒュー・ホワイトは、中国の台頭によって日本が直面するディンレマについて指摘している。中国の台頭が招く帰結は、それまでアメリカが握っていた北東アジアの覇権が、中国に少しずつ移行することを意味する。 そして中国の国力が増す…

【書評】『世界を無視しない大人になるために』

最近参画した国際協力団体「コンフロントワールド」の代表の原の初めての著書。 700円と手ごろな値段で、一から国際協力を行う組織を立ち上げた大学生の経験と覚悟が理解出来る。彼が国際協力の世界に踏み込んだきっかけは、大学1年生の時に参加したフィリ…

「アジア/世界エネルギーアウトルック2016」

最近書籍よりも、もっぱら政府機関やシンクタンク、NPOなどが公表している報告書や作業文書を読んでいる。今日は日本の「エネルギー経済研究所」が作成した「アジア/世界エネルギーアウトルック2016」を紹介したい。この報告書では、将来のエネルギー需給構…

「パリ協定」の解説

「パリ協定」とは、世界の気候変動対策の基礎となっている国際合意である。一昨年の秋に、パリで合意された。世界全体の目標として、産業革命前と比べた世界の平均気温上昇を、2度以内に抑え, 1.5度未満にするよう努力することが明記された。世界の平均気温…

「エネルギー自立」の最大の利点は何か。

私がかねてより提唱している「エネルギー自立」の最大の利点は何だろうか。それはアフリカや中東で起きている紛争の原因の一つを取り除くことが出来る点にある。例えば、スーダン内戦が激しかった時期に、日本は石油をスーダンから買っていた。私たち日本人…

規定路線となる日本の再生可能エネルギー普及

経済産業省が2015年7月に発表した「長期エネルギー需給見通し」では、再生可能エネルギーは「最大限の導入拡大」を図ることが明記された。2015年の電源構成に占める再生可能エネルギーの比率は、14.5%である。2030年の電源構成では、再生可能エネルギーを22…

高橋淳志が出来ること

今日は私個人に依頼出来る仕事のメニューを紹介する。値段は要相談だ。 英語読解指導 これまで外交文書やニュース、政府機関やシンクタンクの報告書などの英文資料を多く読んできた。その経験を生かし、英文読解の指導が出来る。英語を話せる人は、約20億人…

学校で習ったけど、全く使っていない構文3選

部屋の整理をしていて、高校時代に使っていた英語の構文集が出てきた。読み返していて思ったことは、今まで外交文書や海外の報告書や作業文書、ニュースを読んだ中で、全く見たことのない構文があることだ。 高校で習うような構文は、使用頻度の高い基本構文…

「風力発電の導入拡大に向けた土地利用規制・環境アセスメントの検討」

「自然エネルギー財団」が風力発電普及を妨げる要因を分析した報告書を発表している。簡単に紹介したい。日本では2015年時点で風力発電の導入量が300万kwに留まっている。2012年のFIT(再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度)の導入で国内では太陽光発…

「コンフロント・ワールド」に参加します。

世界の不条理・不公正に立ち向かうことを目指す国際協力団体「コンフロント・ワールド」のメンバーになった。「コンフロント・ワールド」は、早稲田大学の後輩の原貫太が今年立ち上げた団体で、彼の豊富な現場経験を元にして、内戦が起きている南スーダンの…

純ジャパの私が英会話を身に付けた体験談

英語読解指導サーヴィスを始めたので、自分の英語学習の履歴を書いていきたい。中学時代は極めて普通の日本の中学校で、英語を習い始めた。当時は特に関心はなく、ただの成績の良い生徒だった。ALTの教師に積極的に話しかけることもなかった。高校は少し特殊…

【新サーヴィス】片付け代行・コンサルを受けたい方募集。

自分の部屋がちらかっていて何とかしたい方いませんか。友人と事業として、片づけ代行・コンサルタント事業を企画しています。 つきましては、モニターで片づけをやらせてもらえる方を募集しています。 自分の部屋でも、企業のオフィスでも、車でも、物置な…

【新サーヴィス】英語読解レッスンの家庭教師始めます。生徒募集中。

新サーヴィス始めます。 多読・精読で、英語を使える人になろう。 英文読解指導を始めます。英語を話せる人は、約20億人。民間企業の間でも研究者の間でも英語は共通言語ですし、インターネット上の言語の6割は英語です。英語で発信される情報にアクセス出…

「搾取工場」のディレンマ

途上国に立地しているファスト・ファッションの工場では、労働者が劣悪な環境を強いられているという。消費者、生産企業、先進国政府、途上国政府などの各アクターは、それぞれ役割を果たしているだけで、単独にその責任を追及することは出来ない。しかし結…

【書評】環境ビジネス特別号「ポストFIT」

最近私が関心を持っている日本の太陽光発電市場の現況と展望を、解りやすくまとめてくれた雑誌だ。所感を以下に箇条書きにしていく。・当初のFIT(固定価格買い取り制度)が太陽光発電事業者の利益に配慮した期間が終わったことを踏まえ、入札制度への対応や…

【書評】『里山発電』

この本はソーラー・シェアリングの有効性を説いた本である。ソーラー・シェアリングとは、「営農型太陽光発電」とも呼ばれ、農業を行っている土地に支柱と太陽光発電設備を設置して運用する取り組みのことだ。ソーラー・シェリングによって農家は、収入源を…

【気になるニュース】脱炭素に向かう中国とインド

各国の気候変動対策を評価するレポートで有名な「クライメート・アクション・トラッカー」によれば、トランプ政権が気候変動に後ろ向きな政策を取ったとしても、中国とインドが今行っている政策を続ければ、気候変動は解決に向かう道筋が見えてくるという。…

電力は自治体が供給すべき財か。

ドイツでは、電力の再公営化の動きが進んでいるという。民間企業が担っていた電力供給を、自治体が出資する都市公社が担う動きだ。戦後日本の電力供給は、民間企業が担ってきた。しかし考えてみれば、電気やガスなどのエネルギーは、水と同じように生活に欠…

日本の運命を決めた「逆コース」

「逆コース(Reverse Course)」とは、対日占領政策における、アメリカ政府およびGHQの重要な方向転換を指す。日本との戦争で多くの犠牲を払ったアメリカ政府は、当初日本を経済的にも軍事的にも弱い農業国にしようとしていた。そして共産主義の台頭に対して…

日本も「シャロー方式」を導入せよ。

新たに開発された再生可能エネルギーの系統連係の方式には、「ディープ」方式と「シャロー」方式がある。系統とは、電力網のことを指す。前者は発電事業者が系統連係にかかる費用を負担する仕組みで、後者は系統運用者が負担する仕組みだ。日本では、「ディ…

「カーボン・プライシング」から逃げ回る経団連

経済団体連合会は、日本で最も影響力のある企業が加盟する団体である。彼らが2月に出したプレスリリースで、相変わらずカーボン・プライシングから逃げ回る姿勢を一貫して続けていることが確認出来た。http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/016.html?v=s…

EVは石油をマイナーにするか。

EV(電気自動車)の普及が待たれて久しい。自動車やバイクの燃料である石油製品の需要がなくなれば、温室効果ガス排出の削減にも貢献する。では実際にEVが市場のシェアのほとんどを占めた場合、石油の需要はどうなるのか。 エネルギー白書より引用エネルギー・…

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